お客様のニーズを直接聞く
ビジネスというのは、すごくシンプルで単純なものである。「こういうアイドルがいればいいな」「こういう携帯電話が欲しいな」と思っている人たちの目の前に、ポンと欲しいものを置いてあげるだけでいい。
私の商品がネットで売れるのも、これと全く同じだが、アプローチの方法が違う。ネットビジネスでは「こんな商品にニーズがありそうだ」と思ったら、そこからヒアリングやテストを何度も繰り返していく。商品に対する関心度合いを探り、既存の商品で不満に思っていること、いくらくらいだったら買うか、といった事をお客様自身に直接聞く。
ネットビジネスで商品が爆発的に売れてしまうのは、発売に至るプロモーションの過程で、お客様とコミュニケーションを重ね、無料の商品を提供していく事で、「この商品なら、この人なら、間違いない」と信頼してもらえるからである。
お客様に聞くことは次の4つ。
①悩みと不安
②恐怖
③目標
④手に入れたいライフスタイル
人がものを買う動機は基本的にこの4つしかない。最も重要なのが「悩みと不安」「恐怖」である。こうして集めた情報をもとに、それを叶える商品を開発すれば、間違いなく売れる。但し、ダイレクトに聞いても参考になる答えは返ってこない。お客様の意見ではなく感情を聞き出すこと。「夜寝る前に、ふと考えちゃう事ってありますか?」という質問などである。
大ヒット商品になる要因
①コンプレックスに関わること
②ブームに乗っていること
③お客様がお金を持っている層であること
④やりたいことができない「ある要因(お金、スキル、時間、環境)」を取り除いたもの
⑤緊急性が高い問題を解決したもの
⑥ほかに提供している人がいないもの
⑦今までより時間を短くしたもの
見込み客の集め方
見込み客が多く集まっているSNSに参加する、物理的に見込み客が集まっている場所でチラシを撒くなど行う。無料の商品を提供していく事で、見込み客集めはやりやすい。
但し、1、2万人といった人数を集めるには、自分の見込み客と同じ層の人たちに支持されているブログやメルマガで、自分の事を紹介してもらえるようなネットワークをつくる必要がある。人気のブロガーに対して「自分の100人のお客様を紹介するから」と言っても、相手はメリットを感じてくれない。まずは、インタビューをして自分のお客様を積極的に紹介する事から始めて人間関係をつくる。
プロモーションの真髄
人は、結局、自分の事をわかって欲しいから、理解されたいから生きている。どんな優れた商品を開発する事より、「わかってあげる」事の方がケタ違いの大きなパワーがある。相手を理解するには、自分というフィルターを外して、すべての相手を受け入れる事が必要である。