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2013/08/23更新

下流の生きざま

  • 武論尊
  • 発刊:2013年7月
  • 総ページ数:200P

117分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
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  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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下流の意地で上流を喰ってみろ

『北斗の拳』の中で、ジャギとは哀しい男だ。北斗四兄弟の中の3番目。上にはラオウとトキがいて、下にはケンシロウがいる。あまりにも他の兄弟が強すぎた。ジャギだって力はある。ただ、誰もそれを認めてくれない。しかも、本人がその事を一番わかっている。その事がコンプレックスになって、このセリフを言う。

「おれの名をいってみろ!!」

挫折はしているけども、まだ誰かに認めてもらいたくてあがいている。その意地があるから「俺はまだ終わっていない、俺の名前をいってみろ!!」と言う。

たぶん、上流に行こうと思うから、負けるんだ。下流なら下流の意地で、下流で生きてみろ。意地があるから、そこらへんのヤツには負けないだろうし、いずれ下流から這い上がって、上流を食ってしまえばいいんだ。自分より圧倒的に強いヤツと戦うためには何かを持たなければいけない。それが意地だ。憎悪でも、嫉妬でもいいから、持っていれば戦っていける。大事なのはプライドじゃなくて、意地ってところだ。

生き残るならプロフェッショナルになれ

仕事を意地でやり通すなら、その分野で、誰にも負けないプロフェッショナルになればいい。会社員でも、何か突出した武器を持って、それを磨けば会社内でプロになれる。

最近の日本の会社は、会社側もだが、就職する側も最後まで、その会社にいようとは思ってないだろう。スキル(資格)を身に付けて、よりいい仕事にステップアップしていこうという風潮だ。ただ、みんなスキルを身に付けたいと言うが、それは甘えている。もし100人が100人同じスキルを身に付けたら誰が雇うのか。

いろんなスキルを取るくらいなら、自分の得意技を磨いてプロになった方がいい。目標もなく、ただスキル習得を目指すだけでは上手く転がらない。

会社に縛られるのは悪いことじゃない

サラリーマンの目標とは何か。大多数の人は社長になろうなんて思ってないと思う。そういうのは上流の連中に任せておけばいい。毎日ずっと1つの作業・業務をこなして、そこにちょっとずつでも進歩があって、モチベーションが上がっていく。結果的にそれは会社に縛られてるって事かもしれないが、それはそれでいいんじゃないか。

自分に意地さえあれば居場所がどこだろうと関係ない。自信があるからって、社外で絶対成功するかと言えば、そんな確信はない。世の中はそれほど甘くない。残るのも意地だろうし、出るのも意地。誰だって鎖には繋がれたくないけど、食べていくために鎖に繋がれて、そこでコツコツ結果を残すものアリだ。