次の選択肢から、どちらかを選びなさい
×流れに身をまかせて生きる
◯選択して生きる
流れに身をまかせて「目の前の人生を生きなさい」というアドバイスには、重大な欠陥がある。「ただ生きる」事は、「自分の生き方を選ぶ」という大切な権利を使わない事にもなりかねない。人生を謳歌したいと思うなら、まず「選ぶ生き方」を選ぶこと。私たちには自分で思っている以上に多くの可能性があるのだと理解する必要がある。そしてそれらの可能性を吟味して、自分に一番いいと思える選択をする努力が大切である。道はいつも開かれている。私たちは選択によって変化を起こす事ができる。
×周りにある宝物を見過ごす
◯人生の素晴らしさを味わいつくす
自分たちを取り巻く世界の何を見るかは、かなりの部分まで選択にかかっている。何かをしている時に、その事にしっかり意識を向ける事で、私たちはより健康で幸せになれる。必要な事は、ときおり五感を研ぎ澄ませて、世界の素晴らしさを感じ取る事だけである。
×同じ悩みを繰り返し思いわずらう
◯戦略的に考え、行動する
私たちは問題を抱えると「ああなったらどうなる、こうなったらどうなる」と考えてしまう。繰り返し考える事で、不快な気分を克服できるかもしれないと思っている。しかし、今後の展開をあれこれと思い煩う事は、大抵の場合、状況を悪化させてしまうだけ。それに対し「戦略的に行動する」事は有効である。
×現状に甘んじる
◯変化を起こす
変化を起こそうと腹をくくり、行動に移していけば、私たちは世界を変えていく事ができる。大きな問題に直面した時に無力感を覚えるのは、自分が何をやってもバケツに一滴の水をたらすようなものだと感じるからである。しかし、周りの人にいい影響を与える事ができれば、それがたとえ数人に対してであっても、大きな変化をもたらす事ができる。
×わだかまりを残す
◯許す
「完璧な人はいない」とよく言われる。私たちは「そのとおり」と思いながらも、自分や他人が完璧でない事を責め続けてしまう。しかし、私たちは自分に対して、そして他人に対して抱えているわだかまりを手放す事を選べる。
×本来の自分を隠す
◯ありのままでいる
自分の考えや感情をオープンにして自己を表現する事には、他人に拒否されるかもしれない、傷つけられるかもしれないというリスクがある。しかし自分を表現せず見せかけの姿に隠れる事は自分自身を否定する事にほかならない。自分以外の誰かを演じても問題が解決する事はなく、それどころか時間が絶つにつれ、自尊心はさらに低くなっていく。