埋める → 貼る → つなぐ
「7つの共感スイッチ」がすべて埋め込まれたエンパシー(共感)チャートを順に【埋める→貼る→つなぐ】で文章が変わる。
●埋める(5分)
準備として「6マス」を描き、その上に横長のボックスを描く。左右にセリフを書き込むためのエリアを空けておく。
①ゴールを設定する
②ポジティブなセリフを右の空欄に書く
具体的な1人をイメージしながら、あなたの文章を読んでワクワクしている相手が言いそうなセリフを書く。
③ポジティブな感情を右下のマスに書く
セリフを言っている相手の感情を書く。(ワクワク、面白そうなど)
④あなたが求める行動を右上のマスに書く
相手が文章を読んで、ポジティブになった結果、一番取って欲しい行動を書く。
⑤ポジティブへの言葉かけを真ん中上のマスに貼る
ポジティブな状態になったのは、あなたがどんな言葉かけをしたからか、短くキーワード化し、付箋に書いて貼る。
⑥ネガティブな感情を左下のマスに書く
③と真逆のネガティブな感情を書く。(つまらない、不安など)
⑦ネガティブなセリフを左の空欄に書く
あなたの文章を読んで、ネガティブな感情を持つ人が言いそうなセリフを書く。
⑧ネガティブな状態の背景・本音を左上のマスに書く
⑨ネガティブへの言葉かけを真ん中下のマスに貼る
ネガティブな状態を受け入れる(ねぎらう・癒す)ために、どんな言葉がけをするか、短くキーワード化し、付箋に書いて貼る。
⑩チャートのテーマを一言で言うと何か、タイトルをつける
●貼る(1分)
①曲線を描く
上記⑤⑨のボックスに貼った付箋を6マスの外によけ、6マスの右上の角から左下に向けって、フリーハンドで曲線を描く。6マスの横軸は読み進めていく「時間の変化」を表し、縦軸は「感情の変化(ワクワク→冷静)」を表す。
②文章構成(ストーリー)をつくる
6マスの縦2ボックスは【なんで→なるほど→それならば】の順になっている。この順で関連するメッセージ(付箋)を貼り替える。
●つなぐ
付箋にキーワード化していた内容を思い出しながら、文章表現を整えて文章化する。
ネガティブな感情にも想いを寄せることが大切
最も大切なことは、相手のポジティブ面だけでなく、ネガティブ面に想いを寄せること。これからの共感時代には、相手のネガティブ面にも共感し、受け入れ、癒し、そしてポジティブなイメージで共感を得て、相手の心を動かすことが極めて大切である。
エンパシーチャートを描く事で、相手に想いを寄せ、素敵な未来から逆算して考えることは、あなたを自然に未来志向、相手思考にしていく。そして引き出された、世界中であなたにしか書けない言葉が、相手の心を動かす。