アメリカの経営コンサルタントが、成功する人たちの習慣を紹介。50の習慣を挙げ、それぞれに実例を記載しています。
■チャンスをつかむために大切なこと
①真実を貫く
真実を貫く事は、常に最善の方針である。なぜなら、嘘をつく事は自分を堕落させるからだ。言い訳をしたくなる衝動を抑えよう。言い訳は自分にとって都合の悪い真実をごまかす不毛の試みにすぎない。
②粘り強さを発揮する
粘り強さとは、辛抱してたえず崇高な理念を追求する事である。粘り強さを発揮して戦い続ける人だけが最終的に勝つ。粘り強さは才能より重要で、知性より有効で、戦略より強力である。
③失敗を好機とみなす
成功は失敗の連続のあとに訪れる。だから失敗を否定的に受け止めるのではなく、成功の前段階として肯定的に評価しよう。失敗は容赦なく諦めを迫る。しかし、それに屈してはいけない。
■幸福を追求するために大切なこと
①喜びを見つける
どんな問題を抱えていても、心の姿勢次第で喜びは見つかる。喜びは心の中で生まれ、周囲の人に広める事ができる贈り物だ。喜びを見つければ、どんな退屈な雑用でも楽しくできるし、どんな深刻な状況にも前向きに取り組む事ができる。
②感謝の気持ちを持つ
莫大な財産を手に入れても、幸せを感じない人は多い。その原因は、感謝の気持ちが足りない事である。本当の意味で成功している人の特徴は、いつも感謝の気持ちを持っている事だ。
感謝の気持ちを持つための最善の方法の1つは、自分が日頃受けている恩恵を数え上げると共に、多くの人が与えてくれている貢献に思いをはせる事だ。
③健康の保持増進に努める
健康は人生のすべての側面に影響を与える。健康でなければ、体力、気力、知力が充実せず、全力を尽くして社会に貢献する事はできない。
④人格を高める
スキルを高めれば昇進や昇給につながるかもしれないが、本当の成功は人格を高める事から始まる。人格者は「信頼に値する」という評価を周囲の人から得るだけでなく、誘惑に屈せずに目標に向かって邁進し、逆境の時でも粘り強さを発揮して成功を収める事ができる。
人格を高める究極の方法は、自分が正しいと信じる事にしたがって行動する事である。
⑤忠誠心をもつ
忠誠心とは、人や組織、国家に真心を尽くす事である。忠誠心は、順境の時にはぐらつかず、逆境の時には試される。忠誠心は大なり小なり自己犠牲を伴う。
私たちは、健全な人間関係が忠誠心に基づいている事を直感的に知っている。友情であれ愛情であれ、忠誠心がなければ成立しないからだ。
⑥足跡を残す
人はみな、いつかこの世を去る。しかし、生きている間にどんな決定を下し、どんな行動をとるかによって、全く異なる人生になる。そこで自問しなければならないのは、自分は世の中にどんな足跡を残したいのか、という事だ。現在の年齢は関係ない。誰もが何らかの形で自分の足跡を残す事をいつも考えなければならない。
お金や不動産を残す事よりも、人格を高めてお手本を示す事によって足跡を残そう。未来の世代があなたの足跡に感謝したくなるような行動をする事が重要だ。
経営コンサルタント 人材開発会社ゴールズガイ社長。20年以上の経験をもとに開発した独自の研修プログラムは世界中の企業で採用されている。
帯 ビジネスコンサルタント ブライアン・トレーシー |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.4 | 1分 | |
第1章 チャンスをつかむために大切なこと | p.12 | 16分 | |
第2章 成果をもたらすために大切なこと | p.54 | 16分 | |
第3章 競争力を高めるために大切なこと | p.96 | 16分 | |
第4章 リーダーになるために大切なこと | p.138 | 16分 | |
第5章 幸福を追求するために大切なこと | p.180 | 16分 |
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