嘘つきが使うセリフ
①大事なことに限って忘れたふりをする
「覚えていない」と言われれば、それを嘘だと証明できない。見極める基準は「覚えていない」範囲の「ムラ」の有無。
②聞かれた質問に答えようとしない
直接答えずにはぐらかしたり、過度に一般化した話し方をしたり、逆に同じ質問を投げ返したりする。「私を疑っているんですか?」など。
③話のリズムが突然崩れる
特定の話題になると、早口になったり、不自然なほどゆっくりした話し方になったり、声が高くなったりする。こういう時には「話の濃淡」があるかをチェックする。
④確かに聞こえているはずなのに聞き返す
聞き返す事によって時間を稼ぎ、嘘がばれないよう自分の中で用意する。
⑤限定的に嘘をついて、バレた時の逃げ道を作る
「まあ」「多分」「かもしれない」など、断定を避ける言葉を使う。「そのような言い方はしていません」など限定的に否定する場合も同様に怪しい。
⑥無意味で過剰な修飾後を使って否定する
「僕を疑うなんてひどいなぁ」など、媚びたり情に訴えたりするのも、嘘をついている人の特徴。「命を懸けて」「神に誓って」などの抽象的で過剰な修飾が伴う場合も怪しい。
⑦嘘をつくろうために、聞かれてもいない事をしゃべり続ける
聞かれてもいない事を自ら流れるようにしゃべり続ける人は、自分の作った嘘を、別の嘘で補強しようとしている可能性が高い。真偽を確かめるには、どんどんツッコミをいれていくこと。
⑧「自己矛盾」する
記憶が混同したり、勘違いもあるので、数多くの質問から慎重に判断する事が求められる。
嘘つきの仕草
①視線をそらさない
詐欺師など常習的に嘘をつく人は、アイコンタクトが多く、相手をじっと見つめ、視線をそらさない。
②笑顔が一瞬で消える、あるいは長く続く
一秒足らずの短時間、あるいは数秒以上続く笑顔は「作り笑い」の可能性が高い。
③つま先やおへその方向が相手に向いていない
正面の人に相対して座っていない場合、それは正面の人に警戒心や恐怖心を抱き、早くその場から立ち去りたいという気持ちの表れ。
④何かをいじる
「意味のない落書き」「ボールペンをカチカチとノックする」などの行為は、緊張や退屈を和らげようとしているサイン。
⑤「隠す」アクションをとる
取調室や法廷で大きなリアクションをとった人は、大抵嘘をついていない事が明らかになっている。逆に「隠す」アクションは、嘘を隠すための特徴的な行動として見られる。「口元に手をやる行為」など。
嘘の反応を観察するには、矢継ぎ早の質問は控え、あまり問い詰めない事が大事である。なるべく相づちを打たずに相手の話を聞く事が求められる。「沈黙」が相手を追い詰める。