今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2013/06/13更新

「超」説得法 一撃で仕留めよ

201分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

相手を一撃で説得するための極意

「超」整理法などのベストセラーを持つ著者が、相手を一撃で説得する方法を紹介。イエス・キリストやシェークスピアなどの事例をもとに、説得のメカニズムを解説し、すぐに使えるノウハウを伝授しています。


■説得が成功するための条件
「超」説得法とは、瞬間的に相手の心を掴む方法である。「一撃で仕留める方法」と言ってもよい。説得や取引・交渉についての本は、必ずといっていいほど「あなたが提案している事は、相手の利益にもなる事を強調せよ」とアドバイスしている。しかし、どんな場合にもこうした条件が成立するとは限らない。

説得が成功するには、4つの場合がある。

①事態が変化する臨界状態の一歩手前まで来ている場合
②撃力(短時間の内に加える力)が用いられる場合
③説得が自己実現する場合
④説得者が信頼を獲得している場合

超短要約

■一撃逆転のメカニズム
一般に、物事を判断する基準としては、複数のものがある。すべての証拠が一致してある結論を支持する事は滅多にない。相反する証拠があるのが普通だ。それらのうち、どれを重視すべきか? その重みづけが変われば、結論は変わる。

一見して客観的なランキングのように見えるものも、ウエイト付けは主観的な判断に基づくものである。しかし、この事は一般には十分に認識されていない。

説得とは相手の判断を変えさせる事であり、それは多くの場合に、評価の基準を変更させる事によって実現できる。相手が気付いていない基準を示したり、軽視している基準が実は重要なものだと指摘する。あるいは逆に、相手が重視している基準は、実はあまり重要でない事を指摘する。

■すぐに使える5つのアドバイス
①「あなたは能力があるのに、周りの人がそれを分かっていない」。これは、誰もが聞きたいと願っている究極の殺し文句だ。相手の関心を獲得するために、この一撃が有効。

②適切な命名やうまい比喩がないかと、常に探し求めよう。説得するにも攻撃するにも、名前や比喩は強力な弾丸になる。

③相手の決心を変えさせるには、評価尺度の正しさを争うのでなく、評価の基準を変えさせる方が有効。

④スピーチでは、話し始めに凝るより、最後の締めくくりを印象的に。

⑤「負の一撃」は致命的。とりわけ、最後の段階での負の一撃は取り戻せない。

著者 野口 悠紀雄

1940年生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、一橋大学名誉教授 大蔵省時代から論壇に盛んに寄稿し、『情報の経済理論』では日経経済図書文化賞を受賞。一橋大学助教授時代に「『財政危機の構造』を中心として」でサントリー学芸賞受賞。1990年代以降に続いた長期不況に関して、その原因を戦時中に構築されたシステム(「1940年体制」)の非効率さにあるとして、経済論壇において一大センセーショナルを巻き起こした。

この本を推薦しているメディア・人物

週刊 ダイヤモンド 2013年 5/11号 [雑誌] 週刊 ダイヤモンド 2013年 5/11号 [雑誌]
週刊 ダイヤモンド 2013年 6/1号 [雑誌] 週刊 ダイヤモンド 2013年 6/1号 [雑誌]
TOPPOINT TOPPOINT

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.2 2分
第1章 一撃で仕留めよ p.15 21分
第2章 魔女に学ぶ一撃説得の極意 p.55 11分
第3章 聖書をビジネス書として読む p.75 14分
第4章 最初の一撃で掌握するには p.101 15分
第5章 一撃のメカニズム p.129 15分
第6章 とどめの一撃 p.157 14分
第7章 うまく命名できれば千人力 p.183 14分
第8章 比喩を使う説得はなぜ強力なのか p.209 11分
第9章 撃力の理論――なぜ一撃か? p.229 16分
第10章 信頼獲得の正攻法とテクニック p.259 13分
第11章 悪魔の方法を盗めないか? p.283 9分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口 詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口
[Amazonへ]
小説作法 小説作法
[Amazonへ]
検証 東電テレビ会議 検証 東電テレビ会議
[Amazonへ]
マチウ書試論・転向論 (講談社文芸文庫) マチウ書試論・転向論 (講談社文芸文庫)
[Amazonへ]
“花見酒”の経済 (朝日文庫) “花見酒”の経済 (朝日文庫)
[Amazonへ]

ユーザーのしおりメモ (0)