先延ばしにするクセがあっても悩む必要なし。スタンフォード大学哲学科の名誉教授が、先延ばしにしても結果を出せる考え方を紹介しています。
イグノーベル賞を受賞した、ちょっと笑える理論。
先延ばしをポジティブに捉え、自分に自信を持つことで、心を軽くする。
自分の先延ばしは多くの物事を成し遂げる上で必要なものなのだと意識すると、自分に自信が持てるだけでなく、実際に物事をやり遂げる能力も向上する。その自覚を持つと、罪悪感や自分を軽蔑する気持ちが払拭され、やらないといけない事を避けている理由が見えてくるのだ。
やることリストの上位にある重要案件を先延ばしにしていると、案件自体が消えてしまう事がある。これは先延ばしの大きなメリットの1つだ。
やることリストに記した案件は、消えるために存在する。その案件を片づければ消えるが、案件をリストから消す方法はそれだけではない。他の誰かがやってくれる場合がある。
すぐさま取り掛からず一息おいている間に、その仕事を効率よく進める方法に出合う事だってある。
先延ばしに意義を見いだしたところで、世界一の働き者になる事はないだろうが、考えやエネルギーの向くままに自分を委ねていると、当初の計画に従って忠実に行動していては気付かなかった様々な事を成し遂げられるかもしれない。
著者 ジョン・ペリー
1943年生まれ。スタンフォード大学哲学科名誉教授 アメリカの公共ラジオ番組「フィロソフィー・トーク」のパーソナリティも務める。先延ばしには意義があると提唱したエッセイで、2011年のイグノーベル文学賞を受賞し、そこに記された原理に従い(要するに、答案の採点や論文テーマの評価を先延ばしにして)本書を書き上げるに至った。
週刊 ダイヤモンド 2013年 7/13号 [雑誌] スポーツキャスター 青島 健太 |
帯 ライター P・J・オローク |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに 先延ばしグセで悩む人へ | p.1 | 4分 | |
第1章 先延ばしに意義を見いだす | p.9 | 4分 | |
第2章 完璧主義が先延ばしを招く | p.17 | 7分 | |
第3章 やることリストがあなたを救う | p.31 | 5分 | |
第4章 音楽が先延ばしを防止する | p.41 | 4分 | |
第5章 メールとネットは要注意 | p.49 | 6分 | |
第6章 横型人間の言い分 | p.61 | 5分 | |
第7章 先延ばしやでない人と仕事をすると | p.71 | 4分 | |
第8章 先延ばしにしてよかったと思うとき | p.79 | 5分 | |
第9章 先延ばしやは周囲を不愉快にさせるのか? | p.89 | 5分 | |
第10章 最後に | p.99 | 2分 | |
先延ばしグセを直すには | p.104 | 5分 |
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