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2013/05/30更新

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書

171分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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問題解決の基本プロセス

①問題の構造を把握する
状況を漠然と見渡して、手当たり次第に取り掛かっても混乱するばかり。まずは目の前で起こっている事から、何が問題なのか「問題定義(問題設定とあるべき姿の確認)」を行い、その問題がどんな要因でつながっているのかという「問題の構造」を「見える化」する。

②問題を分解する
ポイントは「事象と要因を分離する」こと。そこで「ロジックツリー」が使われる。問題を分解する作業で大切なことは3つ。

・モレなくダブりなく分解する
・事実ベースで行う
・重要度の低い事は深く掘り下げない

③仮説を立てて分析する
ロジックツリーを使って問題の構造が見えてきたら、「何が最も重要な課題か」というイシューを決める。つまり、この時点では「これが最重要課題だ」と考えても分からないので、「仮説」として最も重要な課題を設定し、それが正しいかを検証する。

④仮説を検証する
仮説を検証するためには「イシューツリー」を使う。ロジックツリーと構造は同じだが、最も重要な課題(イシュー)を出発点にして、そこから導かれる要素について、その仮説が正しいかどうかを「YES/NO」で検証していく。

⑤解決策を導き出す
イシューを分析・検証し「解決策」となる打ち手を導き出すには「空・雨・傘」という思考をする。

空:「現状はどうなっているか」という事実
雨:「その現状が何を意味するのか」という意味合い
傘:「その意味合いから何をするのか」という解決策

大事な事は「情報を集めすぎない」こと。素材が増え過ぎると、逆に判断に時間がかかり最適なタイミングを逃してしまう。

問題解決で大事なこと

①今の状況や制約条件にとらわれすぎない
問題解決をする時には現状から発想をするのではなく、あるべき姿、ありたい姿という高い視点から発想する。

②ロジカルシンキングを常に意識する
ロジカルシンキング(論理的思考法)とは、原因と結果がはっきり分かる「筋が通った」ものの考え方や捉え方である。問題解決のプロセスで遭遇する、様々な事象や要因、仮説を原因と結果がはっきり分かるものにする。

③「なぜ?」を何度も繰り返す
ロジックは「So What?(だから何?)」「Why So ?(それは、なぜ?)」という自問自答を繰り返す事で、強いものになっていく。

④「誰に、何を、どのように」を必ず考える
当事者から見た場合、「誰に、何を、どのように」してもらいたいのか、が明確かつ納得できるものになっていないと、具体的にアクションできない。

マッキンゼーがクライアントに提供するのは、机上の分析ではなく「実際に現場レベルで実行でき、最終損益でインパクトを出せる」バリューのあるものである。