会社で働くということ
Q:中途採用で入社し、6年間で4回も部署異動になっています。
A:部長レベルではできる部下がいなくなると困るので、優秀な人材を囲い込むもの。一番手っ取り早く自分の市場価値を知るために転職エージェントに登録する手はある。
Q:どうすれば目上の人から可愛がられるようになりますか?
A:可愛がられる若手とそうでない若手の差は、ズバリ礼儀正しさにある。大きい声で挨拶する、ご馳走になったら御礼を言う程度のことさえちゃんとできていればいい。しかし、自分ではそこそこできているつもりでも、世間レベルでは最低合格ラインにも達していない事はよくある。必殺技は御礼は必ず三回言うこと。
Q:会社を3年もたたずに辞めるようなもったいない事はしたくありません。
A:今の会社が自分にふさわしいかを考える基準として、ドラッカーは以下の言葉を遺している。「組織が腐っている時、自分がところを得ていない時、あるいは成果が認められない時には、辞める事が正しい選択である。出世は大した問題ではない。」
Q:社風がいいとは言えません。ヒラ社員に社風を変える事は難しいでしょうか?
A:ヒラ社員がどれだけ頑張っても、会社全体の社風を変えるのは、至難の業。社風は上から下に吹く。下にいる時はよい社風をつくるための準備期間と考える。
Q:飲み会にも誘ってもらえず浮いてしまってます。
A:もっと辛いのは、誘いを断りたいのに断れないこと。浮いている事は気にしない。コミュニケーションが苦手なら、人真似をして鍛える。手始めにメールの書き方から見直す。
Q:営業への異動を希望していたものの内示は人事部。前向きに仕事に取り組むためには、何を心掛ければいいでしょうか?
A:サラリーマンの面白いところは、ハズレくじをアタリくじに変えられるところ。アタリに変える方法はただ1つ。与えられた条件の中で最大の成果を出すこと。サラリーマンに自分の配属を決める権利はないので、悩んでもしようがない。
Q:仕事を必死でやっていますが、評価も高くなく、周りが救ってくれる事もない。
A:周囲に手をさしのべてもらえない人の共通点は「仕事の目的が周囲のみんなのためになっていいないこと」「必死さのレベルが自己満足の域を出ていないこと」。正真正銘の大ピンチでなければ、助けはやってこない。
Q:事務職は何をモチベーションにして仕事をしたらいいでしょうか?
A:間接部門にとって「これ、外に売れるよ」というのは最高のほめ言葉。間接部門の仕事にも、マーケットが確実に存在する。