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2013/06/01更新

行動格差の時代 心の勢いで壁を突破する8つの力

124分

3P

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挫折を乗り越える力を身につけよ

行動の質は、行動の絶対量を増やさない事には、高まるはずがない。そして、いくら「インプット」を増やしたところで「アウトプット」にはならない。山ほどの知識を得れば得るほど、実は「行動」から遠ざかってしまう。知識として知る事と、実体験として知る事には無限の差がある。今、求められているのは、自らの意志で「行動」し「直接経験」を積む事だ。

「行動」すれば、必ず挫折を味わう。しかし、この挫折こそが人間を鍛え、強くする。成功はあくまで結果であり、挫折というプロセスを経なくては手に入らないものだ。挫折を乗り越えるには「8つの力」で壁を越えなくてはならない。

8つの力

①捨てる力
何かを選択するとは何かを捨てる事に他ならない。何のために捨てるのかと言えば、それは自分にとって優先順位の高い事をきちっとやるためだ。人生にはそれぞれに必ず限りがある。優先順位が相対的に低いものは捨てざるを得ないのだ。

②迷う力
重大な意思決定に関われば、ときに「迷い」が出るのは当然である。そんな時には、自分の意見を寝かせる。しばらく先延ばしにする事で、違う視点で吟味することもできる。

迷いが出た時には正面から向き合い、深く考え、悩み、試行錯誤する事で良質な経験を積み重ねる事ができる。

③忘れる力
記憶は「事象」と「事象に付随する主観」の2つの要素から成り立っている。事象だけの記憶はすぐに忘れるが、主観が加わった記憶は忘れがたい。しかし、記憶の中の主観は後から変える事ができる。記憶の中の主観を変える事で、嫌な思い出やプラスにならない記憶を忘れる事ができる。

④フラレる力
「フラレる力」とは、フラレる体験を通じて人の情や機微の大切さ、人の本質的な知恵と感性を学ぶ事だ。フラレる体験が、真に成長する場と機会を与えてくれる。

⑤知らない力
失敗につながるのは「知らない」事が理由ではなく、中途半端に知っていたり「知らない」事を自覚しながら、克服しようとするエネルギーに欠け、努力を怠る事によるものが大半だ。「知らない」事には3つの価値がある。

・知らないから、挑戦できる
・知らないから、自由な発想ができる
・知らないから、学習できる

⑥怒る力
怒るという事は「対象を持つ」「行動に直結する」「瞬発力がある」という3つの特性を持つ。怒りの対象を人ではなく事象や状況にする事で他の特性である「行動に直結する」と「瞬発力」が前向きで生産的・創造的な方向に向かう。

⑦失敗する力
失敗しないで、成功した人など誰もいない。大切なのは、失敗から学習し、意味のない失敗を繰り返さない事だ。

⑧落ち込む力
人間は落ち込んで初めて、自分と向き合う。「落ち込む力」とは己と向き合い、覚悟を決めるとても大切な力である。