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2013/06/09更新

賢人の読書術

72分

1P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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「多読」の技術(成毛 眞)

他人と同じようなビジネスのハウツー本ばかり読んでいるようでは、「大衆」から抜け出す事はできない。人と違う読書スタイルが「超並列読書術」だ。超並列読書術では、本をはじめから最後まで通して読む必要はない。また、読んだ内容を覚えていなくても構わない。読書において重要なのは、本を全部読んで内容を頭に詰め込む事ではなく、読む事で衝撃を受け、自分の内部に精神的な組み替えを発生させる事である。読んだ内容を忘れたとしても、何かを考えたり、アイデアを捻り出す時には、それまでに読んだ本が必ず影響している。

「スロー・リーディング」の勧め(平野 啓一郎)

スロー・リーディングとは、1冊の本に可能な限り時間をかけ、ゆっくりと読むこと。速読ではただ「読んだ」というだけで、本の本当の魅力は感じ取れない。じっくり読み込んでこそ、その本の様々な仕掛け、興味深い一節、絶妙な表現などに気が付き、本を価値あるものにする事ができる。

速読で大量に本を読んだとしても、表面的な知識で自分を飾り立てただけでは何の意味もない。スロー・リーディングで本の内容を自らの思考で咀嚼し、人間性に深みを増す事の方がずっと重要である。

スロー・リーディングする際には、助詞と助動詞に注意しながら読み進める。文章の意味は助詞・助動詞で大きく変わる。また「先へ、先へ」と読むより「奥へ、奥へ」と意識して読む事が重要だ。そもそも1冊の本の背後には、10、20冊分の本が存在する。1冊をじっくり読む事で、10、20冊分の読書効果がある。

「インプット・アウトプット術」(藤井 孝一)

読書は3段階から成り立っており、各段階で注意すべきポイントがある。

①読む準備をする
・本を読む目的を明らかにする
・本の全体を把握する

②実際に読む
・重要な部分に付箋を貼ったり、キーワードを括ったりして情報を集める
・本の内容を理解し、気づきや自分の意見を持つ

③活かすための準備をする
・重要箇所を記録する
・概要を図にまとめる

本の中身はアウトプットしてはじめて意味をなす。最も簡単な方法は、本に書いてあった事のうち、1つでもいいから実際にやってみる事だ。そもそも読書は、次の行動を起こすためのきっかけであり、読んだ後にどのような行動を起こすかが、読書そのものよりも重要になってくる。

アウトプットの方法としては、読んだ本について人に話す事も有効だ。人に話す事によって頭の中で整理しきれていなかった内容が明確になり、その本をさらに深く理解でき、長く記憶に残せる。