チャンスの6つの特徴
①チャンスはごくありふれたものである
チャンスというのは、日常の見方を少し変えれば見つかる。我々は、本当はいつもチャンスに囲まれているのに、それに気づいていないだけだ。チャンスは特別な才能のある人が特別な見方をして見つけるものではない。
②チャンスは時として見えないことがある
はじめて見た時はチャンスのように見えなくても、二度目に見たらチャンスに見えたという事もありうる。失敗はむしろした方がいい。本物のチャンスは失敗にこそ潜んでいる。
③必ずしもビジョンは持っていなくてもいい
政治家にもスポーツ選手にも、銀行にもヨーグルトにもビジョンが求められる時代だ。だがビジョンを持つために何かしなければならないとしたら本末転倒だ。一番最初にあるべきは「解決すべき難しい問題」だ。それはいつだってチャンスのきっかけになってくれる。
④チャンスは労せずして懐に転がりこんでくることはない
がむしゃらにチャンスを追う事が肝心だ。毎日の仕事やありふれたものに対しても常に狩人のような目つきで挑んでいれば、必ずチャンスを見つけられる。
⑤チャンスは必ずしも「未来」にあるわけではない
チャンスは、むしろ目の前に落ちているかもしれない。チャンスがなさそうに見えても、今現在に専念すべきだ。重要なのは最初の1つを見つけること。チャンスは真珠のネックレスのようにひとつながりになっている事が多い。
⑥チャンスは必ずしも「ルール」に則っているわけではない
多くの人は怖がって考える事を放棄し、せっかくつきそうな火を消してしまう。だがチャンスにはルールなどない。
古いものを捨て、新しいものを得る
うわべだけまともに見えるものや、不合理なものに固執して人生を浪費するのはやめよう。ぼんやりした目標を追って労力を費やし続けても、疲れるだけで、結局何も得られない。固執すべきは、自分が本気で成し遂げたい目標、本当にやりたい事だけだ。
人生は一度きり
多くの人は障壁を前にするとやりたい事を引っ込めてしまう。傷つかないよう、これが現実的な道なのだと言い訳して、高い目標を目指そうとしない。この人生を生きるチャンスは一度きりしかないのだ。我々はいつも終わりを目の前にしてはじめて気づく。だが、その時には既に膨大な時間を失っているのだ。
自分が目指している方向が正しいかどうか確かめる方法がある。たとえ失敗しても腹を立てずにいられること、むしろ挑戦しなかったら腹が立つだろうことが目指すべきものだ。「挑戦しておけばよかった」と後悔する事以上に悲しい事はない。チャンスを求めていつも目をこらしていないと、そんな風に後悔する事になる。だから、リスクのないところには、楽しみも本当の人生もないといえる。