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2013/05/01更新

やわらかな頭、もっと動ける身体のための! 最強のリラックス システマ・リラクゼーション

99分

2P

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リラックスとは

リラックスとは余計な緊張を取り除くことで自ずと起こるもの。今の状態にリラックスを足し算するのではなく、緊張を引き算していく。

緊張は「硬直」と言い換える事もできる。身体が硬直すれば、動きがぎこちなくなるし、体液の循環も滞ってしまう。心が硬直すれば、怒りや不安といった感情にとらわれたまま、ずっと引きずる事になる。システマでは緊張を3つの層に分けて考える。

①筋肉レベルの緊張
筋肉が緊張しっぱなしになると、睡眠や消化吸収など、身体を休め、養う作用がうまく機能しなくなる。

②内蔵レベルの緊張
横隔膜や内蔵を支える筋膜、動脈や静脈といった血管、骨格などにも緊張は生じている。疲労が蓄積している時、ストレスが溜まっている時、暴飲暴食で消化器が疲れている時などに内蔵レベルの緊張は顕著になる。

③心理レベルの緊張
怒りや不安をいつまでも引きずってしまう。何らかの考えや意見に固執し、広い視野や柔軟な発想が失われてしまう。これらは心理レベルの緊張と言える。

この3つの層の緊張は、ひとつながりである。だからこそ、筋肉のリラックスによって、他のあらゆる領域に回復をもたらす事ができる。

緊張を消す3つのコツ

①力む
筋肉をリラックスさせるためには、まず力ませる。その反動を利用して筋肉を緩ませる。思いっきり身体を動かし、疲れ切って泥のように眠れるのもこのため。筋肉が極度に緊張し、エネルギーを発散してしまう事で、深いリラックスが得られる。緊張している部位をさらに緊張させる事で、リラックスする。

②感じる
呼吸や鼓動、重さ、血流、体温など、身体には様々な感覚や情報が満ちている。これらに意識を向け、全身で味わっていく事で副交感神経のスイッチをオンにすれば、さらに深いリラックスを得る事ができる。

③記憶する
リラックスするには、リラックスした時の感覚があらかじめ分かっていなければならない。それを知っているからこそ、緊張した時、取り乱してしまった時にでも、リラックスを試みる事ができる。

呼吸のバランスをとる

力んで、感じて、記憶する。その効果を決めるのが「呼吸」。

①鼻から息を吸う
②口から吐く

システマ・ブリージングの方法はこれだけ。吸う息は身体に張りを与えるが、そちらに偏りすぎると興奮したりパニックを起しやすくなる。逆に吐く息に偏れば、無気力な状態になってしまいかねない。2つの息のバランスを取る事が大切である。

鼻に比べて口の方が通気口として大きい分、短時間でより多くの空気を通す事ができる、吐く息には身体を緩める働きがあるので、口から吐けば短時間で一気に身体を緩める事につながる。