本の内容をまるで写真を撮るように頭の中に写し取る速読術「フォトリーディング」はどのように行うのか。人気講師がそのテクニックを紹介しています。
■フォトリーディングとは
フォトリーディングは、1985年、神経言語プログラミング(NLP)および加速学習分野のエキスパートである、米国のポール・R・シーリィ氏により生み出された。「文書を速く読むために、目を速く動かす」という従来の速読法ではなく、脳が持つ高度な画像情報処理能力を活用した一連の読書手順である。速い人なら、ビジネス書1冊を20分程度で読めるようになる。
フォトリーディングは、次の5つのステップから構成される。
①準備(1分):最初に「本を読む目的」を決める
②予習(1分):本の目次をチェックし、その本が目的に合っているかを確認する
③フォトリーディング(250ページで約4分):フォトフォーカスという目の使い方で、本のページをめくりながら、本の内容を潜在意識に送り込む
④復習(8分):本の中身を調査し、気になる言葉を抜き出し、本への質問を作る
⑤活性化(15〜60分):潜在意識を質問によって引き上げて再度文章を速読する
■フォトリーディングのポイント
①読む前に「本を読む目的」と「本への質問」を確認する
②深呼吸とみかん集中法でリラックスしながら、集中力を高める
③次の3つの中から読む方法を選ぶ
・スキタリング(言葉を拾い読んでいく)
・スーパーリーディング&ディッピング(指でなぞりながら読む)
・高速リーディング(意味がわかる場所は速く読む)
著者 山口 佐貴子
ラーニング・ストラテジー社公認フォトリーディングインストラクター ラジオパーソナリティー 尽力舎代表取締役。 大手企業でのOLを経た後、パートナーと2つの会社を1990年に立ち上げる。尽力舎の代表取締役として、最初は自宅から化粧品の通信販売・卸販売を始め、子育てと家庭、経営のバランスを取りながら軌道に乗せる。その後、自然食品、サプリメント等を個人顧客に向けての通信販売と企業向けの卸販売を展開。 2001年にフォトリーディング集中講座を受講し、苦手だった本がスラスラ読めるようになる。受講をきっかけに仕事を効率化できたことに感銘を受け、2002年にフォトリーディングインストラクターとなる。フォトリーディング集中講座は10年連続満席、セミナーの累計受講生数は5600名を超える。 FM東京傘下50局ネット「ベストセラーズチャンネル」のラジオパーソナリティーも努める。
帯 経営コンサルタント 神田 昌典 |
帯2 東レ経営研究所特別顧問 佐々木 常夫 |
帯3 心理カウンセラー 心屋 仁之助 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 1分 | |
1章 フォトリーディングとは? | p.19 | 17分 | |
2章 勉強法・実践法のポイント | p.93 | 2分 | |
3章 資格取得 | p.103 | 8分 | |
4章 大学・大学院受験 | p.137 | 4分 | |
5章 人生をモデルチェンジ 仕事活用術 | p.153 | 9分 |