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モチベーション

①従業員がやる気を出さないのは、マネジャーと組織の慣行に問題がある
従業員にモチベーションが欠けている時、たいてい次の5つの要素のどれかに問題がある。人材の選考過程、あいまいな目標設定、業績評価システム、組織の報酬システム、従業員に評価や報酬のシステムを正しく理解させる能力がマネジャーにないことである。

多くの従業員がやる気を出さないのは、努力と業績の関係、業績と報酬の関係、実際に受け取る報酬と本当に欲しい報酬の関係、全部またはいずれかが弱いと認識しているからだ。

②「ベストを尽くせ」だけではベストは生まれない
人は具体的な目標がある時に最大の成果を挙げる事は多くの研究が証明している。さらに困難な目標の方が受け入れられると高い業績を生み、フィードバックをした方が業績向上につながる。

③従業員参加型経営は、業績向上の確実な手段ではない
従業員と上司の両者で決めた目標の方が、上司から一方的に与えられた目標より常に優れていると、はっきり示す研究結果はない。従業員が目標設定に参加する唯一の利点は、目標が受け入れられやすい点だ。

④自分の貢献に対して公平に報酬を受けていると、従業員はやる気を出す
従業員は額そのものだけでなく、他との比較で報酬を見ている。

⑤認めてあげると人はやる気を出す
最高のモチベーションとは、「認められること」の一言に尽きる。表彰は低賃金労働者にモチベーションを与えるのに特に有効だとされる。

リーダーシップ

①リーダーシップの本質は信頼にある
部下の信頼を獲得する能力が、優れたマネジメントとリーダーシップの決め手となる。信頼関係を築くのに有効である行動は次の通り。オープンである、公正である、気持ちを伝える、真実を告げる、一貫性を示す、約束を守る、秘密を守る。

②経験がものを言わないこともある
経験そのものがリーダーシップの有能さに貢献するとは実証されていない。「経験がものを言う」という考え方の欠点は、ある仕事の勤務年数を、経験の尺度と仮定している事だ。20年の経験といっても、1年の経験を20回繰り返しただけの人が多い。

③カリスマ性は身につけられる
人は訓練によってカリスマ性のある行動を示せるようになり、その恩恵を享受できる。
・パワフルで自信に満ちた、ダイナミックな存在感を演出する
・壮大な目標を語る
・優れた業績を期待し、期待に応える能力を人々が持つと信じている事を伝える

④影響力を手にするには、人から頼りにされる事が鍵となる
影響力は、組織内の地位と個人の特徴に由来する。地位がなくとも、専門知識やカリスマ性といった個人の特性を通して、人に影響を与える事はできる。そのためには、重要で希少な資源を支配する力を手に入れればいい。