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2013/05/16更新

10年後に後悔しない転職の条件 「転職のバイブル」2014年版成功の定石97

149分

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転職適齢期は存在しない

「35歳転職限界説」という言葉を目にする。しかし、業界や職種、役職などによって求められる人材の年齢層は大きく変わる。20〜30代にかけての人材は、40〜50代以降に比して求人ポジションが多いために転職できる可能性が高いのは確かである。しかし、高度な専門性や熟練したマネジメント経験を持ち、自らが率先してプロジェクト立ち上げや赤字会社の再建あるいは起業などで修羅場をくぐってきた40〜50代以降は、企業が求めるポジションに合致すれば、転職できる可能性が高い。

3年間は我慢して実務経験を身につけよ

新卒で就職して1〜2年で転職する人材は「第二新卒」と言われるほど一般的になっている。しかし、実務経験と呼べるようなものがほとんどない状態で仮に転職をしても、即戦力の人材とは見てもらえない。同期の新卒社員に比べてスタートが遅くなるだけでなく、その差を埋めるには大変な努力が必要である。

希望した企業ないしは部署でなくても、そこでの経験が無駄になる事はない。今の職場で3年間、できれば5年間は無我夢中で与えられた仕事に取り組む事で、大切な自らのキャリアの基礎が構築される。

今の会社での評価を上げる

今の会社で一定の成果を出す事ができなければ、たとえ転職しても、次の会社で高い評価を得る事は厳しい。そもそも企業側も中途採用者に求めるのは即戦力であり、今の会社で実績がないと採用される事自体が難しい。転職を考える前に、まずは現在の会社で努力を重ねて、会社が認めるような成果を出す事が先決となる。

中途採用で評価される人の条件

①他社でも通用する専門性
求められる職種や分野で3〜10年ほどの実務経験が書かれていないと、即戦力として評価してもらえない。

②マネジメント力
求められるのは、部下を統括する事による実績。部下を5人管理した実務経験と30人持っていた実務経験では後者の人が高い評価を得る。経験年数も3〜5年の実績が欲しい。

年収アップにこだわらない

転職動機が「給料が安いから」という理由だけだと、転職後の勤務自体も長続きしない。「自分がどんな方向でキャリアアップしていきたいのか」という事がまずは大切であって、年収はその次に考えるべき。

高い年収で迎えられる人は、それなりの短期的な成果が期待される。それに見合うだけの成果を出せなければ、結局は年収が引き下げられる。

転職における真の成功とは

転職とは地道に積み重ねてきたキャリアの延長上にあり、将来的にもずっと歩み続けていきたいと思える方向を見定めてから、踏み出すべきものである。

転職の真の成功とは、転職後に様々な壁にぶつかりながらも、それを乗り越えて究極的には「自分がビジネスパーソンとして引退するまで携われる仕事」を見つけ出す事にある。