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2013/05/09更新

凡事を極める-私の履歴書

131分

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モーレツ企業、大和ハウスの経営論

大和ハウス工業代表が、創業者からの教えをもとに、平社員から社長になるまで自らが歩んできた道を語る。業績不振の支店、債務超過寸前のグループ会社を立て直し、大和ハウス工業を1兆円企業にまで育てあげたその経営論が明かされています。


■ぬるま湯を飛び出せ
大和ハウス工業は石橋信夫オーナーが一代で築いた会社だ。「建築の工業化」を目指して鉄パイプによる建築物「パイプハウス」を考案すると、1955年に大阪市西区の事務所で大和ハウス工業を興した。工業化住宅の先駆けで現在のプレハブ住宅の原点である。

大学生の時、母親が質屋に入るのを見て、「必ず事業家になり、親孝行をする」と志を立てた。大学卒業後、経営の全プロセスを学ぶため、中小鉄鋼商社の大源に入社。しかし、鉄鋼需要も安定し、業績の良かった大源の牧歌的社風に違和感が募っていった。

勤務時間が短くて給料・ボーナスがよく、業績も安定している。大源を辞める事に周囲はみな反対した。父は「長い人生、いい事ばかりやない。しんどい時もきっとある。自分で決めなかったら働き先を勧めてくれた人を恨むようになる。武男、おまえの人生や。お前が決めたらええ」と言った。

超短要約

■凡事を極める
大和ハウス工業に途中入社して49年余。会社を興して創業社長になり、上場させる夢こそかなわなかったが、形を変えて上場企業のトップになるという夢が実現した。

平凡な人間が非凡なことをなす唯一絶対の方法が「凡事徹底」だ。電話が鳴ったら1回でとる。元気よく挨拶をする。約束を守る。「凡事」を極める事で、お客様の信頼が積み重なり、やがて「非凡な成果」につながる。

■樋口武男 経営の心得
・6つの判断基準
①お客様にとって良いことか
②会社にとって良いことか
③社員にとって良いことか
④株主にとって良いことか
⑤社会にとって良いことか
⑥将来にわたって良いことか

・「人間力」を磨く五訓
①自己益を忘れ、会社益を想え
②嫌な事実、悪い情報を包み隠さず報告せよ
③勇気をもって、意見具申せよ
④自分の仕事に非ずというなかれ 自分の仕事であるといって争え
⑤決定が下ったら従い、命令はただちに実行せよ

・成功する人の12カ条
①人間的成長を求め続ける
②自信と誇りを持つ
③常に明確な目標を指向
④他人の幸福に役立ちたい
⑤良い自己訓練を習慣化
⑥失敗も成功につなげる
⑦今ここに100%全力投球
⑧自己投資を続ける
⑨何事も信じ行動する
⑩時間を有効に活用
⑪できる方法を考える
⑫可能性に挑戦し続ける

著者 樋口武男

1938年生まれ。大和ハウス工業代表取締役会長兼CEO 大学卒業後、鉄鋼商社の大源株式会社に入社。1963年大和ハウス工業入社。取締役、常務取締役、専務取締役を歴任。 1993年、債務超過寸前に陥った赤字のグループ会社、大和団地の代表取締役社長に就任。大胆な事業改革と人事戦略などで手腕を発揮し、1995年に同社を黒字転換させる。2004年4月、代表取締役会長兼CEOに就任。

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日経トップリーダー 日経トップリーダー

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 1分
第1章 祖母の教え p.9 11分
第2章 ぬるま湯を飛び出せ p.33 7分
第3章 スパルタ式で凡事徹底 p.47 19分
第4章 サナギ経営と即断即決 p.87 9分
第5章 大企業病を退治する! p.105 17分
第6章 停滞は後退だ p.141 11分
第7章 夢に向かって p.165 16分
おわりに p.199 2分

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