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2013/03/05更新

プレゼンテーション・パターン: 創造を誘発する表現のヒント (パターン・ランゲージ・ブックス)

112分

3P

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創造的なプレゼンテーションをするためのヒント

聴き手にプレゼンテーションの印象を残し、影響を与えるにはどうすればいいのか。
34のヒントで、人の心を動かすためのプレゼンテーションの方法を解説している。
プレゼンテーションをする際のチェックリストとして使えます。


■創造的プレゼンテーションの本質
プレゼンテーション・パターン(プレパタ)は、「創造的プレゼンテーション」の秘訣を言語化したものである。「創造的プレゼンテーション」とは、聴き手の思考を促進させ、想像力を豊かにし、新しい発想や発見を誘発するきっかけをつくる事である。つまり、創造的プレゼンテーションは、何かを「伝える」ためにあるのではなく、聴き手がその人なりの発想や発見を「つくる」ためにあると考える。

創造的プレゼンテーションを実現するためには、次の3つの本質的なパターンを意識する事が大切である。

①メインメッセージ
自分が確信を持って情熱的に語れるもので、聴き手に必要性・重要性があり、聴き手を創造的にさせるメッセージを一つに絞る。

②心に響くプレゼント
作っているプレゼンテーションが誰に向けてのものなのかを意識して、特定の人を具体的にイメージし、その人を喜ばせるつもりで魅せ方を考える。

③成功のイメージ
聴き手に新しい発想や発見が誘発されている状態をイメージし、それに向かって作り込む。

超短要約

創造的プレゼンテーションを継続的に行っていくには、その時々の準備だけでなく、日々の生き方も関係する。

まず自分らしい内容や表現が出せるような「独自性の追求」が不可欠である。そして、聴き手をいかに惹き付けるのかという自分なりの「魅せ方の美学」を構築していく事も必要である。そして、プレゼンテーションにはその語り手自身がよくも悪くも投影されてしまうものである。だからこそ、日頃から自分らしい「生き方の創造」をし続け、本気で生きる事が大切になる。

本当に心を揺さぶるプレゼンテーションというのは、その語り手の生き方と結びついたプレゼンテーションである。本人のストーリーテリングによって聴き手の心に大きく響く。

著者 井庭 崇

1974年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部准教授 慶應義塾大学総合政策学部専任講師、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て、2010年より現職。 2012年にNHK Eテレ「スーパープレゼンテーション」でプレゼン解説を担当。

著者 井庭研究室

坂本 麻美、松村 佳奈、荒尾 林子、柳尾 庸介、濱田 正大、村松 大輝、松本 彩、原澤 香織、下向 依梨、中野 えみり、仁科 里志、野村 愛、安浦 沙絢、山口 祐加

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
プロローグ はじまりの物語 p.1 2分
プレゼンテーション・パターンの読み方 p.5 2分
プレゼンテーション・パターンの全体像 p.8 1分
CORE PATTERNS 創造的プレゼンテーションの本質 p.9 10分
I 内容・表現に関するパターン p.27 21分
II 魅せ方に関するパターン p.67 21分
III 振る舞いに関するパターン p.107 21分
EXTREME PATTERNS 創造的プレゼンテーションの究極 p.147 7分
エピローグ はじまりの物語、再び p.161 2分

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