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2013/02/23更新

お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる~

133分

2P

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2年で十数億円を使い果たした連続起業家の告白

paperboy&co.創業者の家入一真氏が、「お金との付き合い方」や「新しい働き方」について説く。どのようにお金を稼げば良いのか、起業するには何が必要かといった質問に対してのアドバイスが書かれています。


■お金に「思考」を奪われない
お金と向き合うために絶対やっておかなければいけないことは、まず最低限の生活維持コストを知るということ。例えば給料18万円で就職しても、自分の必要なコストがわからないままだと、収入と支出のバランスがおかしいことに気づかない。結局、「給料を上げる」ことに重点を持っていってしまうが、この時代それでは先が見えない。

もし実家暮らしでご飯も親が作ってくれるという身分であれば、維持コストは0円でいい。でも、奥さんと子供がいれば月30万円は欲しい。まずは自分の最低コストを知って、そのお金を稼ぐためにどうするか、どう動くのかをじっくり考えてみる。

就職して給与として30万円もらう、10万円稼げるような仕事を3つ請け負う、5万円の仕事を6つ請け負うなど、収入を得る手段は様々である。一番不幸だと思うのは、お金とちゃんと向き合わずに、ただがむしゃらに働くこと。仕事はすべてではないし、お金がすべてでもない。

超短要約

■十数億円あってもお金はなくなる
数年前まで、上場企業paperboy&co.の社長をしていて、高額の月給をもらい、退任して十数億円を手にした。そして、その十数億円をたった2年で使い果たした。飲み代がとにかく凄かった。その時、毎月の飲み代が2000万円。毎日がパーティーだった。

「家入バブル」がはじけた今は、電気、ガス、水道の支払いにも事欠くようなことがある。お金がなくなってわかったのは、別に毎日カップラーメンでも全然不幸じゃないということ。今の時代、お金がなくても全然平気だし、むしろないからこその思考になって、戦略が取れている。Livertyだって、お金がなくならないとやっていなかった。

Livertyは会社じゃなく、それぞれがプロジェクトを提案して、そのプロジェクトを実現するために自分でお金を集めるためのプラットフォームとしての組織。会社として雇用せずに、いろんな新しい仕事を生み出すことができる仕組みだ。

実際にLivertyではどうやってプロジェクトが立ち上がるかというと、一人が、「こういうことをやりたいんですけど」とプランを出して、そこに「俺、何を手伝う」みたいな感じで参加してくる形が多い。ツイッターみたいに、面白そうだからフォローする感覚。Livertyが回っていくようになれば、「別に会社じゃなくていいじゃん」という、会社じゃない組織の在り方というのを提示できるんじゃないかなと信じてやっている。

■失敗しても、最悪死なない
せっかく起業したのに、会社がダメになる時もある。みんな、それが怖くて初めの一歩が踏み出せない。でも、会社が潰れても「死ぬわけじゃないしね」ということに尽きる。

みんな、何かをやる時に考え過ぎている。やらなくていい理由、やれない理由を自分で勝手にいっぱい作っているようにしか見えない。「立ち行かなくなったらどうするんですか?」そんなの、やってみないとわからないし、そんなこと言ったら何もできない。「結局、やりたくないだけなんじゃないの?」と感じることがある。

若いうちは失敗を知らないから、1回失敗して底辺を見るとそこから強くなる。自分の中にまだまだやるぞという気持ちがあれば、どんな経験も明日につながる。

著者 家入一真

1978年生まれ。パーティカンパニー代表取締役社長 paperboy&co.創業者 中学2年から高校3年まで、押入れを改造した自室にひきこもる。その後、深夜のパン工場アルバイトや新聞奨学生を経て、起業を決意。 レンタルサーバー「ロリポップ!」、「ブクログ」、日本のクラウドファンディングを牽引する「CAMPFIRE」、など、数々のサービスを立ち上げる。 JASDAQ最年少上場社長。プロジェクトごとに集まる新しい働き方を提唱するLiverty代表。

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帯
ジャーナリスト 田原 総一朗

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに お金の話しをする前に。 p.3 4分
01 お金に「思考」を奪われない p.19 17分
02 キャリアの借金 p.53 13分
03 最大のリスクは「何もしない」こと p.79 15分
04 小さく始めて小さく稼ぐマイクロ起業 p.109 15分
05 ストーリーを売る p.139 15分
06 失敗しても、最悪死なない p.169 19分
後書き それでもお金は必要。 p.207 4分

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