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2013/02/16更新

ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則

126分

1P

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ネガティブな状態でも慣れれば結果は出せる

「メンタルが強い」とは、マイナスの感情を持たない事ではない。「メンタルが強い」とは、マイナスの感情を感じていても実力を発揮できるという事である。

「不安が頭をよぎり、あれこれ考えてしまうこと」や「自分に自信が持てなくてネガティブに考えてしまうこと」は、必ずしも結果にマイナスの作用を及ぼす訳ではない。ネガティブに考えていても、それに慣れていけば、人はちゃんと結果を出せる。

しかし、マイナスの感情は悪いものと解釈していくと、次の2つの現象を招く。

①マイナスの感情を感じている自分に自己否定感を持つようになってしまう
②マイナスの感情を無理にプラスにする事で抱えてきたストレスが、感情と思考との不一致を生み続けていく

いずれもパフォーマンスを低下させる。「不安」という感情があるからこそ、逆に私達は自分を直視しながら現実に立ち向かう事ができる。マイナス感情を消去して、無理に平常心でいる必要はない。

ポジティブシンキングはやめよう

常にポジティブに前向きな事だけを考えようとして、いいイメージばかりしていると、緊張したりミスをしたりする事が「予想外のこと」になってしまう。人は予想外の事が起こると対処するのに時間がかかったり、それを引きずってしまう事も多い。

「いいイメージだけで臨む」のは、「悪いイメージの事が起こる可能性もある現実」から逃げようとする逃避行動ともなる。しっかりと自分の実力を発揮するためには、現実と向き合い、どんな事が起こりうるのか、悪いイメージも含めて具体的に予測し、その場に立った時にどんな感情を持つのかを考えておく事が必要である。

結果に結びつかないムダな努力をやめる

私達は「ラクをする事に対する罪悪感」を持ち、その罪悪感をなくすために努力したり、苦しんだりする事で「自分は頑張っているんだ」という自己満足感を得ている。

けれども「結果が出ない頑張り」に満足しているのでは本末転倒である。常に結果を出すためには、「過程で満足感を得る」のではなく「結果で満足感を得る」クセをつける事が重要である。考えるべきは「自分の目的」がどこにあり、そのためにベストな選択は何か、という事である。

できることを積み上げる

いきなり「モチベーション」を上げることなどできない。上げられるとしたら、それは「テンション」である。「テンション」だけでは長続きしない。モチベーションを育てる必要がある。そのために重要な事は「しなければならない」と感じている事を「したいこと」に変える事である。

自分に合ったやり方で、その行動を「やりたい」と思えるところまで負荷を下げる必要がある。大切な事は、遠くにある目標の達成ではなく、「今の自分ができること」を積み上げる事である。