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2013/02/28更新

得点力を鍛える

151分

2P

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試験における「やらないこと」

①勉強する時に、むやみやたらに頑張らない
頑張るという事に主軸を置き過ぎると、それで満足してしまう事にもなりかねない。目標を達成するのに何をしなければならないのか、何は必要ないのかを明らかにする。頑張るのはその後だ。

②教科書は1ページ目から読み続けない
大学入試でもTOEICでも問題には出題頻度で差がある。1ページ目の問題が頻出問題とは限らない。大切な事は、問題集の中から自分に必要なところを抜き出す事である。そして、そこだけをクリアする事だ。そうすれば努力の最適化が可能になる。

③問題集の問題は解かない
「何をしないのか」が決まれば、「絶対に完璧にしなければならない事の範囲」が明らかになってくる。そして、「やり方の決定」も重要となる。京都大学や東京大学に合格した多くは、正解例を何度も繰り返し読書していた。彼らは、頻出問題の類似問題が出たら、瞬時に解答の方針が立つようになっている。

④授業でも講義でもノートをとらない
ノートを取らずに、一心不乱に授業や講義に集中する。単に板書のコピーマシーンと化すよりも、はるかに内容を吸収できる。

⑤勉強時間で頑張ったと勘違いしない
勉強でもビジネスでも投入時間に対する結果、即ち投資対効果で頑張れたかどうか判断すべきである。

⑥ギアを上げる途中で諦めてはいけない
勉強も仕事も頑張ったらすぐにできるようになるものではない。しかし、諦めずに頑張り続けると、ある瞬間にポンっとステップアップする瞬間がやってくる。そうすると、勉強も仕事も面白くなる。このスパイラルができるまで、我慢できる力が「得点力」の向上には必要である。

相手の求めるものに応える

あらゆる問題には出題者の意図がある。試験とは、自分の考えを答える場ではなく、相手が求めている事を推察し、それに応える場である。勝負のキモは「相手が何を求めているか」だ。試験の場合は、「過去問」を貪るように読み続ける事で、問題を出す相手が何を求めているのかがわかってくる。

「相手の求めていること」を正確に把握できたら、次はそれに応えなければならない。そこで非常に便利なツールが「合格体験記」だ。「合格体験記」の本質は、成功者に学ぶ事である。できる限り数多くの「合格体験記」を読み、自分なりの最短ルートを決定する。

イシューからはじめよ

ビジネスでも大学受験でも「結果」を出すために必要な事がある。それは「結果」を出すために「必要なこと」を明らかにし、「必要でないこと」「どうでも良いこと」を明らかにし、それはやらないことだ。

受験勉強で培った「要領」アプローチは、ビジネスでは「イシューからはじめよ」や「論点思考」となり、ビジネス活動の生産性を高める。効率的に「得点力」を鍛えてくれる。