今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2013/02/04更新

あふれる情報からアイデアを生み出す 「ものさし」のつくり方

123分

2P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

あふれる情報をどのように判断して整理するのか

博報堂・生活総合研究所オリジナルの思考メソッド「INSIGHTOUT」。あふれる情報から必要な情報だけを取り出す「ものさし」のつくり方、取り出した情報をどのようにアイデアとして加工するのか、さらにそれをどのようにして伝えるのかを解説している。


■「情報爆発」が引き起こす3つの現代病
1年間に日本国内で流通している情報量は、DVD換算で1058.5億枚分にも達している。今、私たちは「情報爆発時代」を生きている。このような中で、多くの人が「たくさんの情報をうまく処理しきれない」という悩みを抱え、3つの現代病にかかっている。

①情報メタボ
せっせと情報を入手して、たくさんストックしているのに、それをうまく仕事に活かせない。いいアイデアも思いつかない。

②視野狭窄
検索機能に頼り、自分が欲しい情報だけを探し出していると、検索キーワード以外の情報に触れる機会が少なくなり、情報の視野狭窄に陥る。

③情報の運び屋
インプットした情報を、自分の頭で加工する事なく、そのまま反射的にアウトプットする。何でも検索できる時代、「情報の運び屋」の存在価値は薄れている。

超短要約

情報をアイデアに加工する技術「INSIGHTOUT」は次の3つのステップを踏む。

①情報を仕入れる
業界外の生活者の情報の中から、自分が「気になる」情報を集める。

②アイデアに加工する
「気になる情報」をアイデアに加工するには、2段階のプロセスを経る。
・「なんで?」を考えて、仮説を見つける
・仮説を自分の課題に掛け合わせ、「だったらこうなる!」と発想する

③プレゼンテーションとして出荷する
プレゼンテーションは、聞き手の行動や考え方に変化を起こすための「提言」である。ただ伝えればよい訳でなく、聞き手にとっての「プレゼント」として受け入れてもらう。そのための注意点は次の3つ。
・プレゼン後、相手に何が残るかを考える
・聞き手の情報を事前に収集する
・メッセージを1つに絞る

著者 吉川 昌孝

1965年生まれ。博報堂生活総合研究所主席研究員、動態研究グループ・グループマネージャー 大学卒業後、博報堂入社。マーケティングプラナーとして得意先企業のマーケティング戦略立案業務を担当。2003年より生活総合研究所客員研究員ならびに博報堂フォーサイトコンサルタントとして得意先企業の未来シナリオ創造ワークショップを担当。2004年より生活総合研究所。2008年より未来予測レポート『生活動力』のプロジェクトリーダーを務め、「第三の安心」(2008年)、「態度表明社会」(2009年)、「動の成熟」(2010年)、「圏づくり」(2011年)を発表する。 2008年より京都精華大学デザイン学部非常勤講師。

この本を推薦しているメディア・人物

ビジネスブックマラソン ビジネスブックマラソン
土井 英司
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 01月号 [雑誌] THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 01月号 [雑誌]

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 「情報爆発」が引き起こす3つの現代病 p.15 14分
第2章 情報をアイデアに加工する技術「INSIGHTOUT」 p.41 16分
第3章 ステップ1 「気になる」情報だけをインプットする p.69 20分
第4章 ステップ2 いいアイデアは「なんで?」から生まれる p.105 19分
第5章 ステップ3 プレゼンテーションを「プレゼント」する p.139 18分
付録 INSIGHTOUT special session―ドキュメント「Life After 3.11」ができるまで p.171 4分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

情報選択の時代 情報選択の時代
[Amazonへ]
日本の大転換 (集英社新書) 日本の大転換 (集英社新書)
[Amazonへ]
切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話 切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話
[Amazonへ]

ユーザーのしおりメモ (2)

Naofumi Tsukamoto

最高のアウトプットは、最良のインプットからしか生まれない
2013-02-05
 

Naofumi Tsukamoto

すべての出来事は、人間が起こしている。だから、その出来事の背景には、必ず「こういうのが面白い」「こういう考えっていいよね」という人間の気持ちがあります。
2013-02-05