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PRで理解しておくべきこと

①PR=広告ではない
PR活動は、マスコミ媒体への露出を確実にするものではない。記者やブロガーの元には、世界中のPR担当から資料が送られてくる。彼らにプレスリリースを送っても、必ず記事になるとは限らない。記者やブロガーに敬意を払う意思があるなら、記事にする価値があると思わせる努力をすること。

②PRを過小評価しない
適切なPR活動は会社のブランディングに大きく貢献し、計り知れないメリットをもたらす。消費者の関心をこちらに向ける努力を惜しまないこと。

③継続する
時間や予算が許す時だけ行い、あとは何もしないのでは効果がない。

④種を蒔く
何もせずに記事が掲載されることはまずない。種をたくさん蒔くほど、掲載される記事は増える。

⑤目的によってキャンペーンを変える
PRは複数のコミュニケーション戦略のいわばまとめ役、目的を達成するのは個々の戦略である。

⑥複数の戦術を立てる
これからのPRは、ソーシャルメディアと既存メディアの両方をうまく活用しなければならない。

⑦自分から積極的に関わる
「ソーシャル化」の中で成功するには自ら参加するしかない。次のことを実行すること。
・自社の顧客の声、競合他社の顧客の声に耳を傾ける
・ブログで、受け手に役立つ情報を積極的に配信する
・ソーシャルツールを使って、自社や自社商品に関係するサイトを共有する
・消費者が作ったコンテンツの充実に協力する
・ソーシャルメディアでも情報を公表する
・画像、試作品、開発から発売までの舞台裏をユーチューブなどにアップする

⑧評価項目を決める
アクセス数や売上など目に見える形で成果が表れなくても、適切な記事には価値がある。具体的な目標、登録数、リンク数、対話の数などを評価対象にする。

これからのPR

PRの一般的な手順は、メッセージを作成し、配信サービス会社を介して配信し、記者やアナリストに電子メールで送付するというものである。影響力の強いインフルエンサーとは一対一の関係ができていても、「送付リスト入りしない人々」との関係を深めるまでには至っていない。

しかし、昨今では消費者が作成したコンテンツがマスメディアの記事を凌ぐ影響力を持つことも多い。ソーシャルメディアを利用して、消費者との直接的なつながりをもっと増やすべきである。これからのPR担当者は、ブロガー、記者、顧客など、つながりたい相手と個々に話をし、相手の書いたものを読み、発言に耳を傾けること。

その人は、どんなものを、どうやって知りたがっているのか?調べる労を惜しんではならない。そして、相手に喜ばれる情報を提供しよう。良好な関係を長く続けるには、互いにメリットがなければならない。