インド人実業家が、大富豪になるための成功のメソッド「ジュガール」を紹介している。カルロス・ゴーンなども推奨している考え方であり、数多くの成功者が取り入れているという。

一見、うさん臭いタイトルながらも、書いている内容は至って真っ当なセルフイノベーションの考え方。


■人生を逆転させる思考「ジュガール」
「ジュガール」は、インドにおいてマハラジャ時代から広く知られている問題解決ソリューションである。少しだけ発想と行動を変えるだけで人生もビジネスも逆転する、マインドをイノベーションする考え方である。

インドでは、ビジネスや人間関係において多くの人がジュガールを使っており、中でもインド国外で活躍するインド人「印僑」は、巨万の富を得ることに成功している。

また、ジュガールは、最先端の成功メソッドとして、インドだけでなく、欧米でも関心を寄せられており、数多くの億万長者を誕生させている。

■ジュガールを身に付けるための4つのステップ
①ジュガールを強く意識する
「意識する」感じを常に頭の隅に置いて、目の前で起こる出来事には必ずジュガールで対応する。四六時中ジュガールを意識していると、自分の目の前でトラブルや厄介事でも起こった日には、すぐにジュガールを使いたくなる。

②ポジティブ・パラダイムに入る
自分の考え方と行動をポジティブパターンのサイクルに入れる。普段からポジティブなことにフォーカスしていると、自分をポジティブ・パラダイムにシフトするようになり、より成功のサイクルに入りやすくなる。そのためには、次のことが有効。

・朝起きたら、今日も素晴らしい一日が始まると思う。
・ネガティブな情報に対しては、意識的に目や耳を塞ぐ。
・ポジティブな人と積極的に交流する。
・自分のやるべきことを好きになる。
・ポジティブな環境に身を置く。

③キーワード・マネジメントを習慣にする
キーワード・マネジメントとは、問題を解く鍵となる「補助線＝キーワード」を見つけていく作業のこと。そのキーワードが見つかるかで、目の前の問題がうまくいくか、いかないかの別れ道となる。キーワード・マネジメントには、以下の特徴がある。

・自分の内面に光を当て、自分とはどんな存在かというキーワードを見つけておく。
・相手のかゆいところを、会話や付き合いの中から見つける。
・会う人や手掛ける仕事、その時の状況に合わせて、臨機応変に適切なキーワードを見つける。
・どの人、どの関係性にも必ず扉はあると考える。

④周りの人やチャンスの力を借りて、いい流れに乗せる
ジュガールでは、「自分の力をより引き出すために、周りの力を借りること」を重視している。特に効果が大きいのは「人づての紹介」である。
まず自分自身をうまくいく流れに乗せて、周りの人をその流れに引き寄せるようにする。人や幸運は「いい流れ」ができているところに引き寄せられてくる。

著者 サチン・チョードリー

1973年生まれ。AVS 代表取締役会長 鳥取県の地域活性化をミッションとするITTR代表取締役社長など、複数の会社を経営。上場企業を含む複数の企業コンサルタント、アドバイザーとして経営に参画。 印僑大富豪から「ジュガール」の教えを受けたことが大きな転機に、母国インド、日本、アジアで数多くの事業を成功に導く実業家。 パナソニックやアクセンチュア、日産、NEC、富士通、横河電機、三井住友銀行コンサルティング、神戸製鋼、JTB、東芝、日立など大企業での異文化経営・異文化戦略を指導する国際コンサルタントとして活躍。