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2012/11/05更新

外資系トップの「人を動かす」10の鉄則

  • 浅見隆
  • 発刊:2012年10月
  • 総ページ数:240P

140分

2P

  • 古典的
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  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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「100%対100%のルール」を意識せよ

「自分の言いたいことを十分に伝え、相手の言っていることも十分に理解でき、お互いに話したことや聞いたことについて責任を持てるようにする」そこまで思いが至らなければ、グッド・コミュニケーションはできない。

相手の話の重要なポイントをきちんと捉えて、それに対して話をすることで、双方向のコミュニケーションが成り立つ。相手の言ったポイントを引用して、そこから話をしていく方法が有効。

コミュニケーションのわかりやすさは「5W1H」が明快であるかどうかで決まる。メッセージを明快にし、それを繰り返し伝えることが、ビジネスの基本となる。

「OGSM」を体得すべし

OSGMとは、「目的(Objective)」「目標(Goal)」「戦略(Strategy)」「計測(Measurement)」のこと。外資系企業では、企業全体、部門、個人ごとの各OGSMが設定される。OGSMが設定されれば、求められる結果も具体的なアクションも明確になり、目標が達成される。

問うべきなのは、すでにわかりきっている「What」よりも「How(どうやってコミュニケーションを良くするか)」の方である。問題解決も「How」に落とさなければならない。

「ビジョン」を抱け

平均的に見れば、アメリカ人の方が日本人よりも、ビジョン、目的、目標などについて、より明快な考え方を持っている。日本のビジネスパーソンには、ビジョン、つまり「夢」を抱いて欲しい。それには、頭の中で考えているだけではなく、具体的な言葉にして、文章化してみることが大切。さらにビジョンを作ったら、それが達成できているかどうか、結果を測定できるようにすること。

「フェア・ケア・シェア」の精神に則る

公平で差別をしない、相手をとことん気遣う、分かち合う心を持つこと。相手が誰であれ、地位や立場を問わず、基本的な姿勢や考え方を変えずに、自分の意見に素直に誠実に対することが大切である。

コミュニケーションの原点は、胸襟を開くことにある。相手と良い関係を保ちたいと思うなら、自分から微笑んで、握手して、肩を叩く。そうすれば、相手も気分が良くなり、打ち解けていく。「すべては自分から」というロジックを常に頭に入れておいて、相手の自発的な行動を促した方が、コミュニケーションはうまくいく。

「フォロワー」を作れ

人々と良いコミュニケーションをとっていると、多くのチャンスが舞い込んでくる。「人間関係を良くする十戒」を胸に刻むこと。

①話しかける
②笑いかける
③名前で呼ぶ
④親しみやすく
⑤誠実に
⑥嘘偽りなく
⑦寛大に
⑧気配りする
⑨注意を怠らない
⑩ユーモアのセンスを持つ