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13カ条のルール

コリン・パウエルが座右の銘にしているルールは次の通り。

①なにごとも思う程には悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ。
②まず怒れ。その上で怒りを乗り越えろ。
③自分の人格と意見を混同してはならない。さもないと、意見が却下された時自分も地に落ちてしまう。
④やればできる。
⑤選択には細心の注意を払え。思わぬ結果になることもあるので注意すべし。
⑥優れた決断を問題で曇らせてはならない。
⑦他人の道を選ぶ事はできない。他人に自分の道を選ばせてもいけない。
⑧小さなことをチェックすべし。
⑨功績は分け合う。
⑩冷静であれ。親切であれ。
⑪ビジョンを持て。一歩先を要求しろ。
⑫恐怖にかられるな。悲観論に耳を傾けるな。
⑬楽観的でありつづければ力が倍増する。

常にベストを尽くせ。見る人は見ている

「ベストを尽くせ。ベストを尽くせば結果は問わない。だが、ベストを尽くさないのはいかん」それが両親の方針だった。この体験をもとに、今に至るまでキャリアを積んできた。仕事がどれほど難しくても、仕事や上司、職場環境、同僚がどれほど嫌いでも、常にベストを尽くすのだ。

どのような仕事でも学びはあるし、どのような仕事でも成長し、輝くことができる。報酬は受け取るのではなく、勝ち取れ。常にベストを尽くせ。誰も見ていなくても、自分は必ず見ている。自分をがっかりさせるな。

必要だと思う以上に、人に親切にせよ

ついでや礼儀として親切にするのではだめ。心の底からの強い想いをもって親切にしなさい。見返りは求めないこと。親切とは、敬意と気遣いをされるべき人間なのだと相手を認めることなのだ。

組織に属する人は一人ひとりに価値があり、その価値を認められたいと思っている。人間というのは、承認と励ましを必要とする。思いやりの一言、自分に価値があると彼らが思える一言をかける。

常に問題を探して歩け

問題は生きているだけでもいろいろと起きるし、責任ある立場になるほど増えもする。問題に遭遇したら、じっとこらえ、また動き出す。とらえられてはならない。問題解決こそリーダーがすることだと考えるのだ。

机の上になにもなく、誰も問題を持ち込んでこないなら、不安を感じなければならない。あなたでは問題を解決できないと思われているのかもしれない。だからこそ、あちこち問題を探して歩こう。

指揮官は戦場のどこにいるべきか

模範解答は、「自分の存否が成否をわける場所」である。正解は、リーダーの経験、自信、部下に対する信頼、上司の要望などによって異なる。何が起きているのかを知るには、成り行きに影響を与えるには、また、移動の自由を確保するには、どこにいるのがベストなのかを考えるのだ。