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サラリーマンが組織内で昇進するための正攻法

ペプシ工場の清掃夫から、国務長官にまで上り詰めたコリン・パウエルが、座右の銘やこれまでのエピソードを通して得た教訓を記したもの。

特に軍隊の中で学んだリーダーシップに関する内容が多く含まれており、管理職向けの内容。自己啓発本としても使える。

コリン・パウエルが座右の銘とする13カ条のルールは、評判となり、様々なところで広まっているという。

超短要約

■部下を信じる
新しい組織に着任したら、信じてはならない確たる証拠がない限り、まずは、そこにいる人を信じるべきだ。こちらが信頼すれば、相手も信頼を返してくれる。互いの信頼は時間が経つ程深くなっていく。

部下は、リーダーを信頼するが故についてくる。だからリーダーは、常に、チーム内に信頼関係を築くことを念頭に動かなければならない。そして、そのような信頼は、他人を信頼する無私のリーダーからしか生まれない。

■部下に尊敬されようとするな、まずは部下を尊敬せよ
服従だけでも仕事はすませられるかもしれないが、やる気を引き出すのは難しいだろう。仕事に対する誇りやいい仕事をしようという気概が生まれるには、優れたチームの一員だと部下が感じる必要がある。そのためには、チームメンバーがリーダーを尊敬していなければならないし、また、自分たちがリーダーに尊敬されているとも感じていなければならない。

部下の尊敬は、獲得する以外に方法がない。尊敬しろと命じて得られるものではない。リーダーは、部下をよく知り、尊敬すること、また、先頭に立ち、自分の能力を示すことによって部下から尊敬を勝ち取る。但し、リーダーたるもの無私でなければならず、利己的であってはならない。

■まちがいを見過ごさない
小さなまちがいに見て見ぬふりをしたり見落としたりすると、さらに大きなまちがいも容認する環境が生まれ、最後は破滅的なまちがいにつながってしまう。対立を避けるため、あるいは狭量なやつと見られたくないからと、見て見ぬふりをしてはならない。

ミスをしたのに咎められなかった部下は、リーダーの能力をみくびり、リーダーをあなどるようになる。

■現場が正しくスタッフはまちがっている
現場を優先するやり方は理屈に合わないと思う人もいるだろうが、これがうまくいく。「現場の意見を尊重する」と宣言すれば、まず、スタッフに対し、我々は現場にいるリーダーとその兵士のために仕事をしているのだと示すことができる。スタッフの問題を現場指揮官が直訴できると気づいたスタッフは、現場の問題をなんとかしようと働き始める。

著者 コリン・パウエル

1937年生まれ。米国元国務長官 大学卒業後にアメリカ陸軍に入隊。1958年、陸軍少尉に任官。ドイツ勤務を経てベトナム戦争に従軍し、二度負傷した。その後、黒人としてはじめて、米国陸軍で四つ星の大将まで上りつめる。米国4軍のトップである統合参謀本部議長に史上最年少で就任する。 2001年から2005年までは、ブッシュ政権第1期目の国務長官を務めるなど、4つの政権で政府の要職を歴任した。

著者 トニー・コルツ

トム・クランシーと共著でフレッド・フランクス将軍、チャック・ホーナー将軍、カール・スタイナー将軍、アンソニー・ジニ将軍の回顧録を著す。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 コリン・パウエルのルール(13カ条のルール) p.11 28分
第2章 己を知り、自分らしく生きる p.51 40分
第3章 人を動かす p.107 23分
第4章 情報戦を制する p.139 27分
第5章 150%の力を組織から引きだす p.177 50分
第6章 人生をふり返って―伝えたい教訓 p.247 68分
おわりに「すべては人である」 p.342 3分

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