関西の私大卒、コネなし、英語も苦手というごく普通のサラリーマンである著者2人が、これまでキャリアアップしてきた方法と、SNSを利用した転職方法を伝授している。
LinkedInの使い方、履歴書の書き方の注意点、SNSを利用したセルフブランディングの方法まで、これから転職したい人に参考となる内容。
■Job Hunting(転職・求職)は「2.0」から「3.0」の時代へ
・Job Hunting 1.0:新聞の求人広告、会社への直接の問合せを通じた転職
・Job Hunting 2.0:転職エージェント通じた転職
・Job Hunting 3.0:SNSを活用した転職
3.0はSNSが入口で、特定の求人案件がきっかけとなって、企業の採用担当者やエージェントからアプローチがある。逆に2.0はエージェントの膨大な案件ストックに、転職希望者自らアプローチしていく違いがある。つまり、ブランディングに対するやり方や個人情報に対する考え方が違ってくる。
2.0では、転職エージェントに対して、応募者の強みを売るというセルフブランディングが重要であるが、今後はSNSを通じたセルフブランディングが重要となる。
■Job Hunthing3.0実戦テクニック
「仕事を探す」という目的においては、LinkedInは圧倒的な強みを持っている。ユーザーがすべき事は、自分の学歴や職歴といった個人情報を登録する。次にFacebookと同じように、友人・同僚といった自分のネットワークを追加していくだけでよい。あとは、そのネットワークにつながっているユーザーが、登録した個人情報に関心を持ち、アプローチしてくる事を待つだけである。LinkedInを通じてアプローチしてくるのは、企業の採用担当者だけでなく、エージェントもコンタクトしてくる。
・採用する側からのアプローチを増やす方法
①グループに参加登録する
特定のグループに所属することで、属性が絞り込まれ、存在が見つけやすくなる。また、その道のエキスパートというブランドイメージを確立することもできる。
②コンタクトを広げる
知人のネットワークの中に、企業の採用担当者やエージェントが登録されていれば、自分の情報が相手に通知される確度が格段に上がる。
③採用する側と可能な限りつながる
企業担当者やエージェントは、ブランディングに興味を持てば、ネットワーク追加のリクエストをしてくる。相手の経歴を調べ、十分に信頼できる人物と判断できれば、積極的につながる。
④仕事の関係者とつながる
仕事の取引先やお客様ともつながる。これは対外的な営業力を示す尺度として判断される。
⑤推薦状を書いてもらう
誰に自分自身を売り込むかを考えて、適切な人物に推薦状を書いてもらう。
⑥掲載する個人情報をこまめにアップデートする
企業の採用担当者やエージェントが自身のネットワーク内に登録されていれば、情報を更新することで、彼らのトップページに通知がされる。この事がきっかけで、転職への関心や意志の高さをアピールすることになる。
著者 福島清史
関西の大学を卒業後、一貫してIT業界でキャリアを重ね、現在5社目。途中、留学というキャリアのブランクがあったにもかかわらず、30歳半ばから、すでに2度の転職に成功している。アメリカ東海岸の総合大学にてMBA取得
著者 坂口茂樹外資系メーカー、戦略コンサルティング企業、日系金融機関など、異なる業界、職種で転職を行ない、現在6社目。その度に、年収とポジションを必ずアップさせている。関西の大学卒。その後、アメリカ中西部の総合大学にてMBAを取
帯 キャリア教育プロデューサー 新田 龍 |
帯2 湘南ストーリーブランディング研究所代表 川上 徹也 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.1 | 2分 | |
Chapter1 私たちはいかにして人生を変えてきたか | p.11 | 7分 | |
Chapter2 「転職」から見たセルフブランディング | p.23 | 16分 | |
Chapter3 Job Hunting2.0を実践してみる | p.51 | 50分 | |
Chapter4 SNS時代のセルフブランディング | p.137 | 18分 | |
Chapter5 誰も教えてくれないJobHunting3.0 実戦テクニック | p.169 | 38分 | |
Chapter6 SNSブランディング、ここに注意! | p.235 | 14分 | |
Chapter7 セルフブランディングの習慣化で「これから」を生き抜く | p.259 | 14分 | |
あとがき | p.283 | 2分 |