ループス・コミュニケーションズのコンサルタントが、ゲーミフィケーションの仕組みを導入している会社の事例を紹介しながら、社員をやる気にさせる仕組みの構築方法を教えています。
ゲームの仕組みを応用すれば、社員のやる気を引き出せる。ディズニー、マクドナルド、カヤックなど、様々な事例が満載。
■ゲーミフィケーションで社員をやる気にさせる
ゲーミフィケーションは、ゲーム的要素を、ビジネスに活用できないかという試みである。これはあらゆる場所に利用でき、消費者だけでなく、企業の社員もゲーム化の対象となっている。ゲームの仕組みを利用して仕事をもっと面白くしたり、成果などを見える化して生産性を上げたり、社員に対する報奨システムとして活用することもできる。
企業が成長するためには、社員に貢献してもらう必要がある。それには、従業員のやる気を引き出す必要がある。やる気を引き出すには、社員に単に給料を渡すだけではなく、社員が会社にいてうれしい、楽しいと感じるところまで引き上げる必要が出てきている。
■ゲーミフィケーション導入時の注意点
ゲーミフィケーションを導入するには、以下の点を注意すること。
①テーマ・目標を決め、課題を考えてから導入する
②経営理念、ビジョンに合致した目的、テーマを設定する
③心理的な満足感が感じられるインセンティブを用意する
④使いやすいインターフェイスを用意する
⑤企業内にソーシャルの仕組みを導入する
⑥運用チームによる使いやすいツールを選定し、少人数で試してみる
⑦ファシリテーターを立て、他の社員に見本を示したり、盛り上げるきっかけを作る
⑧社長が参加して、率先して実践する
⑨全社員に目的やテーマを周知する
⑩オープンな文化をトップダウン、ボトムアップの組み合わせで創り上げる
⑪長い目で見て、最低1年間は続ける
⑫オープン・リーダーシップを持ち、従業員から献身と責任感を引き出す
著者 岡村 健右
0195年生まれ。ループス・コミュニケーションズ コンサルタント SEとしてグループウェア開発/ 運用、海外CRMパッケージ販売事業の立ち上げを経て、2007 年より(株)ループス・コミュニケーションズにてソーシャルメディア全般のコンサルティングを担当。 Facebook、Twitter だけでなく、ソーシャルゲームのアナリストも担当。得意分野はソーシャルゲーム、ゲーミフィケーション、社内SNS。
週刊 ダイヤモンド 2012年 9/15号 [雑誌] 紀伊國屋書店新宿本店第2課係長 水上 紗央里 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1章 ゲーミフィケーションとは何か? | p.13 | 13分 | |
第2章 ゲーミフィケーションは企業内でも活用できる | p.41 | 14分 | |
第3章 ゲーミフィケーションで仕事の効率を上げる | p.71 | 35分 | |
第4章 ゲーミフィケーションを社員教育に活かす | p.143 | 19分 | |
第5章 ゲーミフィケーションで知名度アップ | p.183 | 18分 | |
第6章 ビジネスにゲーミフィケーションを組み込むために | p.221 | 11分 |
ゲームの要素をゲーム以外のものに使うこと。 課題の解決や顧客ロイヤリティの向上に、ゲームデザインの…
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