自分の人生を生きよ
我々が暮らしている世界では、信じがたいことに、ほとんどの人は夢を追いかけることより、群れの後に従い、他のみんなに倣うことに関心がある。
人が最も後悔することの一つは、人生の終わりに近づいて、夢を実現していないと気づくことだ。人生の最期を迎えるにあたって、心を満たすのは負ってきたあらゆるリスクに対する後悔ではない。とてつもなく悲しくなるのは、避けてきたすべてのリスク、つかまなかったすべての機会、しなかったすべての事について考えることである。
人間として、起きるすべてをコントロールできないことには疑問の余地がない。それはどうにもならない運命の部分だ。人生は人生自身のコースに従って流れる。だが、人生が送り込んでくるものにどう反応するかは、十分にコントロールできる。
最善をつくし、あとは人生に任せる。最高の人生を送っている人々は、起こすことと、起きるに任せることの間の微妙なバランスが取れている。
目覚めの七段階
目覚めの七段階は、最高の人生を送り、運命への道を歩くための、重要なプロセスである。7つのステップは、最高の自分を呼び覚まし、世界を一変させる。但し、目覚めの七段階は特効薬ではない。努力、忍耐、時間を要する。
①自分を裏切る段階
自分自身の恐怖、誤った信念、偏見で、偽りの人生を生きている。
②抑制を解き放ち、鎖を断ち切る段階
自分が多数派に従っていて、本物でない人生を送っていることを自覚すると、選択の機会を与えられる。今まで通りに生き続けることで、不幸で平凡な人生を甘受するのか、最高の人生に向けて始動するのか。
③あらたな眼で見る段階
あらたな眼でものを見るようになり、多くの真理が見える。この段階で、最高の自分についても深く知るようになる。
④学び、失敗、準備の段階
様々な師を捜しはじめ、知識へと続く多くの道を探検する。短時間でおびただしい数の知識が押し寄せてくるので、すべてを消化できず、混乱をきたす。混乱はいずれ必ず明晰さを生み出し、新しい知識が統合される。
⑤空にして再び満たす段階
かつての自分を手放して空っぽにすると、生活の中にあらたなものが入ってくる余裕ができる。毎日のように最高の自分自身があらわれるようになり、世界全体が変わり始める。
⑥試練と確認の段階
途中で学ぶべき教訓を学ばせ、次にどのくらい本気かを確かめるために、試練と向き合うことになる。ほとんどの人は、ここで夢に到達する前に諦めてしまう。
⑦恐怖のない段階
覚りの境地になれる。