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2012/09/15更新

新装版 こんな僕でも社長になれた

219分

4P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

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苦労の先にこそ成功がある

paperboy&co.を上場させた起業家の家入一真氏の半生記。貧乏、ひきこもり、高校中退、両親の離婚、父親の借金、出社拒否。様々な苦労を重ねながら、成功するまでの物語が描かれている。

泣けて笑えて、生きることに勇気を与えてくれる1冊。


■貧乏な家に生まれる
父親は自営の運送業、母親は主婦業のかたわら化粧品の訪問販売の仕事。八畳の居間と六畳の子供部屋、洗面所を兼ねた台所、汲取式の便所。狭い家に家族5人で暮らす。ご馳走はお茶漬けの素で食べるお茶漬けだった。

■中学時代に学校で孤立する
中学2年生の夏、当時仲の良かった友達を悪ふざけのつもりで、からかった事がきっかけで絶交。学校で孤立する。友達との接し方がわからなくなり、家族に隠れて鏡の前で何度も繰り返し「笑顔」の練習を始めた。

■高校を中退する
中学で孤立し、勉強以外にやることがなく、結果、近所でも難しいとされる県立高校に合格。一からやり直そうとするが、人付き合いのブランクから、一人も友達を作れずに孤立。登校拒否児になる。

二学期が始まり、両親から説得され、体育祭に行くことになるも、当日不安にかられる。トイレの窓から校舎の外へ抜け出し、フェンスを登り逃亡。その後、両親への罪滅ぼしの気持ちから、再び学校に通うも、やがて休むようになり、一年が終わるのを待たずに高校を途中退学することになった。

超短要約

「あんなふうになりたい」「こんなことをしたい」僕たちはいつだってそう思う。でも、思ったことを思ったように実現するのには計り知れない根気と、努力と、そして強い運が必要で、ほとんどの人は、そう思うように上手くはいかない。数え上げれば切りのないほど、「こんなはずじゃなかったのに」の連続だ。だけど、それでいいじゃないかと思う。

ハードルが立ちふさがれば、方向転換したっていい。恐そうなものがあれば、逃げればいい。決死の覚悟でぶつかって、予期せぬ方向に弾かれたっていい。

その先でこそ出会うことができた「ちょっと良い物」を一つ一つ取り込んで、とりあえず転がってみる。右往左往しても、ちっとも前に進まなくても、懸命に塊を転がす、人間一人ひとりの営み。そうしてでき上がった僕の塊も、辿ってきた回り道ばかりの足跡も、改めて考えれば、案外捨てたもんじゃなかったんだなと思えるのだ。

著者 家入一真

1978年生まれ。パーティカンパニー代表取締役社長 paperboy&co.創業者 中学2年から高校3年まで、押入れを改造した自室にひきこもる。その後、深夜のパン工場アルバイトや新聞奨学生を経て、起業を決意。 レンタルサーバー「ロリポップ!」、「ブクログ」、日本のクラウドファンディングを牽引する「CAMPFIRE」、など、数々のサービスを立ち上げる。 JASDAQ最年少上場社長。プロジェクトごとに集まる新しい働き方を提唱するLiverty代表。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
ジャーナリスト 津田 大介
帯2 帯2
ジャーナリスト 佐々木 俊尚

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
プロローグ p.2 5分
第一章 貧乏な家に生まれて p.11 14分
第二章 「ひきこもり」だったあの頃 p.35 26分
第三章 長いトンネル p.81 31分
第四章 起業前夜 p.135 33分
第五章 ペパボ黎明期 p.193 52分
エピローグ p.283 3分

ユーザーのしおりメモ (1)

Takashi Mizuno

p.22 @ 第一章 貧乏な家に生まれて
ためし
2012-09-24