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鈴木おさむ式仕事術

・ダメなものを知る
あくまで、ショートコントを選ぶのは「人」。自分が「面白いんだよ」と思っても、採用されなければ意味がない。選んでくれる人が好きそうなものを少しずつ覚えていく。一番肝心なのは、ダメなものも学ぶこと。相手はダメなものは教えてくれないので、採用されないものは諦め、学習することが大事。

・「目線」を下げる
「今から超面白いギャグをやるぞ!」と言うと視聴者の期待度は高くなり、ちょっとした面白いことでは笑ってくれない。この状況を「目線を上げる」という。だから番組を作る上では、いかに視聴者の目線を下げられるかがポイント。目線を下げるには、「自信ないんだけど〜」といった言葉で、自分に対しての目線を下げる。

・外に出る
チャンスは雨みたいなもので、どんな人にもそこそこ降ってきているけど、その時に外に出ていて雨に当たるかどうかの違いがある。つまり、外に出なければ何かにつながらない。

・イタくていい
空気を読みすぎたら損。イタくていい。この世界で頑張っている人は、ある意味みんなイタい。イタい所があるから頑張れてるし、この世界に入ってこられてる。最近の若い人は、よく「やりたいことがない」と言うが、これは空気を読みすぎ症候群ではないか。最初から無理だろうなとか、人に笑われるとか、自分の中で空気を読みすぎている。

コミュニケーション術

・叱り方
叱り方がうまい人は「叱る部分」を間違えない。そして嫌われることを恐れない。そして叱った後に一言褒める。

・やる気にさせる
どんなに口で言っても相手にわかってもらえないことが多い。行動で見せる。悔しいと思わせる。これが人をやる気にさせる一番の方法である。

・上手にホメる
気安くホメられて喜ぶ人もいるが、気安くホメられたことで、その人の浅さを見抜いてしまうこともある。美人は「カワイイね」なんて何百人にも言われている。仕事がデキる人は、それなりのホメられ方なんて慣れすぎている。だから、デキる人をホメて本気で喜ばすのは結構難しい。ホメられて本当に嬉しいことは、自分でも気付いていない部分。本当のホメ上手は、自分以上にその人のことをわかっている。

・デキる断り方
好感度を残しつつ断りたい。後輩作家に仕事を断られた時、そいつは断る時に言った。「正直、やりたい気持ちはいっぱいなんですけど、今の状況で無理に引き受けたら、後で逆に迷惑をかけてしまい、ガッカリされるのが怖いんです」。そう言われた時、嫌な気持ちはしなかった。断り方は大事である。

・ホンネを引き出す
「情熱大陸」に出演してわかった「本音」を引き出す秘訣。
①わざと「ウザい友達」になる
②同じ質問を定期的にして、答えから贅肉をそぎ落とす
③わざとカチン!とくるぐらいの温度を上げる質問をする