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2012/08/15更新

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

  • 佐藤 優
  • 発刊:2012年7月
  • 総ページ数:279P

185分

7P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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読書で知識を身につけるための技法

正しい読書法を身につければ、人生を2倍、3倍豊かにすることができる。
月平均300冊。多い月は500冊以上の本を読むという佐藤優氏による読書術。

世の中には、様々な速読術が紹介されていますが、そうしたテクニックに頼らないロジカルな読書の方法が紹介されています。


■多読の技法
人間の能力には限界があり、熟読できる本の数は限られている。読書に慣れている人でも、専門書ならば300ページ程度の本を1ヶ月に3〜4冊しか熟読できない。重要なことは、どうしても読まなくてはならない本を絞り込み、それ以外については速読することである。

熟読する以外の本は、速読、超速読のいずれかで処理する。速読は1冊30分から2〜3時間かけて取り組む。超速読は1冊5分程度で処理する。但し、速読する場合、その本に書かれている内容についての基礎知識がなければ読書にならない。

逆に基礎知識がついていれば、既知の部分を何度読んでも時間の無駄。新たな本を読む時は、既知の内容に関する部分は読み飛ばし、未知の内容を丁寧に読む。

基礎知識は熟読によってしか身につけることができない。しかし、熟読できる本の数は限られている。そのため、熟読をする本を絞り込む速読が必要になるのである。

超短要約

■読書術の要諦
人間が一生の間に読むことができる本の数はたいしてない。熟読する本をいかに絞り込むかという事が読書術の要諦である。数ある本の中から、真に読むに値する本を選び出す作業の過程で速読術が必要とされる。

■熟読する本を選ぶ方法
熟読する本を選ぶ際、一番簡単で確実な方法は、その分野に詳しい人に聞くこと。大学の教授等の専門家が周囲にいない場合は、書店を活用する。専門書売り場の書店員の取扱商品に関する知識は、月並みな大学教授を凌駕することが多い。そうした書店がない場合には、雑誌や新聞の連載の中から、説得力がある論者を見つけ、著書の中から出典を探す。

■速読の技法
速読は、新聞の読み方の応用。新聞も、端から端までじっくり読むような読み方をしていたら、それで一日が終わってしまう。ざっと見出しを見て当たりをつけ、どれを読んでどれを読まないかを判断する。その上で、既存の情報は適度に飛ばし、必要な未知の情報だけを拾い読みする。

著者 佐藤 優

1960年生まれ。作家、元外務省主任分析官 1985年大学卒業後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。 2002年、背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、2005年に執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年に最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。 2005年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年に『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 5分
第1章 多読の技法 p.23 13分
第2章 熟読の技法 p.47 15分
第3章 速読の技法 p.75 13分
第4章 読書ノートの作り方 p.99 6分
第5章 教科書と学習参考書を使いこなす p.111 53分
第6章 小説や漫画の読み方 p.211 15分
第7章 時間を圧縮する技法 p.239 15分
おわりに p.267 2分

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