注文住宅の営業において5年間トップの成績をおさめる著者が、その営業術を紹介している。従来の売り込み型営業ではなく、問題解決型の営業スタイルを奨励。
電話営業も訪問営業もしない、独自の営業スタイルを学ぶことができます。住宅営業にはすぐに使える実践的な内容。
■「お願いしない」営業術とは
①直感ではなく「論理的」に
②見えづらい商談内容や自身の行動を「可視化」し
③お客様の問題を「解決」することに重点を置き
④お客様と問題を「共有」することで信頼を築き
⑤「成約」という感動をお客様と共有する
商談とはセールスの場ではなく、お客様の抱えている問題を共有し、適切なアドバイスを行うことで解決(=商談成約)に導く場である。
■「お願いしない」営業術のポイント
・どんな些細な内容であっても、お客様の悩みを真摯に受け止める
・営業会議において、他の営業マンの報告を聞き、問題解決力を高める
・他人の2倍考え、1.5倍行動する
・お客様の問題点は指摘せず、気づかせてあげる
・解決できない問題は解決しようとせず、早く見極める
・商談時間の半分は、前回の確認作業にあてる
・常に最悪の状態を想定しながら、そうならないように商談をコントロールする
・初回からどんどんクロージングする
・商談ごとに小さな判断(テストクロージング)を行い、お客様の意志を確認する
・クロージングしてもお願いしない
著者 長谷川 和彦
1971年生まれ。住宅営業マスター 大学卒業後、10年間ゼネコンでの設計・施工監理職を経験。ビルや施設ではなく人の一生に関わる個人宅の設計に興味を持ち、住宅営業の世界に身を投じるが、3ヶ月間受注、見込み客ゼロ。業界で当たり前とされている営業手法に疑問を持つ。 成約に至るまでの流れ(プロセス)を問題解決に見立て、お客様の感情・営業マンの行動の二面で商談を把握することで、売り込みナシの営業術を作り上げる。その結果、業界平均受注額の3倍を売り上げる営業マンに変身。
帯 営業コンサルタント 菊原 智明 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 2分 | |
第1章 商談に大切なことは「設計図面」から学んだ | p.15 | 17分 | |
第2章 まず、お客様との微妙な「ズレ」を理解できる「アドバイザー」になろう | p.53 | 11分 | |
第3章 これが「お願いしない」営業術7つのメリットだ! | p.77 | 11分 | |
第4章 あなたの営業が180度変わる!商談設計図の作り方 | p.101 | 13分 | |
第5章 現場ではこう使う!「お願いしない」営業術の実践 | p.131 | 17分 | |
第6章 失敗例から学ぶ「お願いしない」営業術の極意 | p.169 | 16分 | |
おわりに | p.204 | 1分 | |
巻末付録 お客様がぐんぐん育つ!新規開拓ツール | p.207 | 4分 |