部下がやる気になる「魔法の質問」
①部下が元気をなくしている時:「今、何がうまくいっている?」
本人から「ほめる材料」を聞き出す。ほめるには、まず相手を「認める」こと。
「書類ができたね」(事実)
「書類ができたね。助かったよ。」(事実+感情)
「書類ができたね。助かったよ。よくやってくれたね」(事実+感情+賞賛)
②部下のモチベーションを上げたい時:「終わったとき、どんな状態になっていたら最高?」
同じ行動をするのでも、はっきりした目標があるかないかで、行動する人のモチベーションは大きく変わる。
③部下が壁にぶつかっている時:「どのようにしたらうまくいくと思う?」
部下が問題に直面している時、上司が陥りがちなのは「なぜできないんだ?」と尋問してしまうこと。失敗の弁明を求める習慣から脱し、部下が課題を発見し解決できるように導く。
④チームワークが悪いと感じた時:「自分たちの共通点は何だろう?」
人はお互いの共通点を見つけると、心理的距離が近づき、親近感を抱く。共通点をたくさん見つけるポイントは、「イエス・ノーで答えられる質問を避け、答えの制約がない質問をする」「抽象度の高い質問から始める」
⑤アイデアや提案が出てこない時:「何の制限もないとしたら、どんなアイデアがある?」
アイデアは、とにかく数多く出すことが大切。否定的なジャッジはしない。
⑥部下がつらそうに仕事をしている時:「うまくいきそう?」「どんなサポートが欲しい?」
「うまくいきそう?」と声をかけて、瞬時に「ハイ!」と答えがない場合、間違いなく何か問題が起こっている。トラブルの芽は早めに摘むこと。大事なのは対策を一緒に考えて、上司が行動をすること。
仕事力が劇的にアップする法則
①ご縁の法則
ご縁は広めるものではなく、深めるもの。1人とご縁を深めていくと、親密度が上がると共に、その人が持っている人脈も、向こうから近づいてくる。たくさんの人と名刺交換するだけでは、いい人脈に発展しない。
②ゴリヤクの法則
「あなたの会社がなくなったら、誰が、どう困りますか?」という質問をし、自分の会社の「独自の売り」を認識する。お客様への役立ちを、しっかり伝えることができれば、商談やプロジェクトはスムーズに進む。
③わかちあいの法則
自分は得意でないが、やりたい事がある時には、それが得意な人を見つけ、コラボレーションして実現させる。誰かとわかちあいで1つのものを創っていくには、自分の強み、独自の売りを明確にしておく。
④おすそわけの法則
見返りは求めないから、いい話が舞い込んでくる。
⑤宇宙の法則
「やるべきこと」だけに気を取られていると、やることばかり溜まっていき、結果的に無理が生じる。まず、やめていいことを考える。