リーダーに肩書は必要ない
私たち一人ひとりには、生まれながらに4つの力ある。
・毎日仕事に出かけて、自分の中の「最高のもの」を表現する
・自らが良い手本となって、出会う人みんなに刺激を与え、影響を及ぼし、気持ちを高める
・良くない状況に直面しても熱意をもって、建設的な変化を起こす
・仕事でかかわるすべての人に敬意と感謝と思いやりをもって接する
これらをやるのに肩書はいらない。どんな組織のどんな地位にあろうと、何歳であろうと、誰にでもリーダーシップを発揮する力がある。4つの生まれながらの力を発揮した時に生まれる個人の権威は、肩書についてくる形式的な権威とは比べ物にならないほど、大きな影響を与える。リーダーシップを発揮するには、次の5つのステップを踏む。
①今日を昨日よりも良くしようとする姿勢を習慣にする
②仕事の達人の域に達するため、常にベスト以下であってはならない
③自分を偽らず、周りから信頼される人になる
④人が難題だと思う状況をチャンスと考え、改革プランを描く
⑤正しいと思う事をやり、自分の良い評判を守る
混乱の時期が優れたリーダーを育てる
何かを遥かに良くしたいと思ったら、一旦バラバラに壊さなければならない。変化を良いものとして認めること。肩書のないリーダーになるとは、混乱した時代の光になることであり、次の原則に従って実行すべきである。
①周りの承認を得ることよりも、敬意をもって率直に伝えることを優先する
②一番良いものだけに集中し、それ以外のものは全部無視する
③ひたすら行動を起こし続けることで、逆境を乗り越え、自分のために活用する
④職場での問題に反撃ではなく、反応する
⑤称賛を忘れず、人を鼓舞し、気持ちを盛り上げる
人間関係の強化がリーダーシップを高める
ビジネスは完全に人次第。チームメイトや顧客との絆が強くなればなるほど、いい結果がでる。周りの人たちを成功させれば、周りが自分を成功させてくれる。そのためのルールは次の通り。
①人の役に立つ
②皆を理解するために、しゃべりを減らし耳を傾ける
③幅広く交流する
④仕事を楽しみ、仲間を楽しませる
⑤仲間に敬意と思いやりをもって接する
まずは優れた人間になれ
人がとびきりいい仕事をするためには、まずは内面をとびきりいい状態にしておく必要がある。優れたリーダーになりたいなら、まずは優れた人間になること。自分をリードすることができてこそ、他人をリードできる。そのためのルールは次の通り。
①自分の頭がつくり出した制限を解除し、曇りのない目で物事を見る
②健康状態を保つ
③創造性豊かな人間になる
④最愛の人たちを大事にする
⑤ライフスタイルを豊かにする