心に傷を負った書店員が、人生を成功させた師匠たちから、リーダーシップについて学んでいく物語。
リーダーシップを発揮するのに肩書は必要ない。
誰もがリーダーとなることで、人生を幸せに生きることができると説く。
仕事と人生で成功するための智慧が満載の1冊。
■あらすじ
主人公ブレイク・デービスは、両親を失って以降、自信を失い虚脱感に包まれる。職を転々としながら、何事にも興味が湧かず、自暴自棄となっていた。その内、戦争が始まり、イラク行きの船に乗せられ、心に傷を負った兵士となる。
その後、帰国するも戦争の悪夢に悩まされる。本が好きなことだけが救いで、商店街の書店で仕事に就く。
ある日、ホームレスかと見間違える身なりの不思議な老人が尋ねてくる。トミー・フリンという老人は、その書店チェーンで5年続けて『ベスト・ブックセラー賞』を受けている人物であった。トミーは、ブレイクに書店チェーン全体のスターになれと言う。
人の平均寿命は80歳だが、それはわずか960ヶ月。寿命には限りがあるのに、失敗を恐れてどうする?
トミーは、4人の師匠の下にブレイクを連れて行き、LWT(Lead Without Title)「肩書きなきリーダー」という、成功哲学4つの原則を教えていく。
人はみな最後は同じところに行き着く。ひと盛りのただの土になる。そして墓を見ていると、肩書や財産がつまらないものに見えてくる。
本当に大事なことは、最後の日を迎えたら、自分のリーダー魂に気付いたかどうか、それを周りの人たちのために使う勇気があったかどうか、それだけである。
能力は発揮されずにいたら、苦痛の種に変わる。成果は、いくつかのささいな日課を毎日繰り返すことで生まれる。ささいな日課の積み重ねが、やがては考えたこともないような大きな成果を生み出す。
肩書なしでリードすること。やることすべてにリーダーシップを注ぎ込むことで、素晴らしい生き方ができる。
著者 ロビン・シャーマ
仕事と人生のリーダーシップを扱うアドバイザー リーダーシップ、能力開発、人生マネジメントなどの権威として国際的に知られる。ある調査機関のリーダーシップ専門家の世界番付でジャック・ウェルチ、ルドルフ・ジュリアーニと並んで世界第二位に選ばれる。 コンサルティング会社シャーマ・リーダーシップ・インターナショナル・インクを創設し、マイクロソフト、IBM、ゼネラル・エレクトリック、フェデックス、BP(英国)、ナイキ、ユニリーバ(オランダ、英国)、クラフトなどからエール大学、ヤング・プレジデンツ・オーガニゼーション(YPO)まで多岐の組織に渡って肩書なしでリードする社員の育成に携わっている。 リーダーシップに関する本を九冊書いているベストセラー作家で世界五十二ヵ国、七十五の言語に翻訳されている。また、ロビン・シャーマ子ども財団を通じて恵まれない子どもたちが自分のリーダーシップ能力に目覚める手助けもしている。
帯 成功哲学者 マーシャ・シャイモフ |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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PROLOGUE リーダーシップと成功する力は生まれながらに備わっている | p.11 | 4分 | |
PARTI リーダーシップの師匠との出会い | p.17 | 16分 | |
PARTII 平凡に生きることの悲惨な代償とは? | p.43 | 15分 | |
PARTIII 第一のリーダーシップ談義――リーダーに肩書きは必要ない | p.67 | 32分 | |
PARTIV 第二のリーダーシップ談義――混乱の時期が優れたリーダーを育てる | p.119 | 21分 | |
PARTV 第三のリーダーシップ談義――人間関係の強化がリーダーシップを高める | p.153 | 19分 | |
PARTVI 第四のリーダーシップ談義――まずは優れた人間になれ | p.185 | 24分 | |
EPIROLOGUE | p.225 | 4分 |
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