今読むべき優良ビジネス書が
すぐ見つかり、読んだ本を
しっかり自分の知識にするサイト

本を検索する

カテゴリーから探す

人気のタグ

お知らせ


Android無料アプリ配信中
2012/07/09更新

0点主義 新しい知的生産の技術57

  • 荒俣 宏
  • 発刊:2012年5月
  • 総ページ数:258P

135分

4P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

対象読者:

アマゾン詳細ページへ

好きなことをとことん磨け

自分だけが好きなこと、他人には関心のない対象というのは、この世の中のニッチであるケースが多い。そのまま興味を深めていけばいくほど、他の人とは違う、個性的な知識、情報として自分の中にたくわえられていく。それが最終的には、唯一無二の商品となって、その世界の専門家や評論家、場合によっては「生業」へとつながっていく。つまり、「決め球」となる。

高校や大学や会社のような点数社会では、ストライクが少ない人は0点とされ評価されない。しかし、0点を貫き「決め球」を磨いてきた人には、必ずその決め球を使う大舞台がやってくる。

0点主義の勉強法

・自分だけが目をつけた問題を勉強する
・受験や資格勉強のような「今」を競争するための勉強ばかりしない
・自分の好奇心や関心、感性を預けられる対象を見つけて学ぶ
・面白いことを見つけるには、宝探しのつもりで、いろいろな対象に触れてみる
・目の前に来たバスには、まず乗ってみる。ダメだったら下車すればよい
・勉強する対象は「今やっていて、自分が面白いと感じるか」を基準に選ぶ
・誰も手をつけないようなものには、あえて触れてみる
・いくつかの状況や物事を「並列させて考える感覚」を持つ
・マニュアルから外れた無駄の中から、新しい可能性を見出す
・「わからないもの」はそのまま記憶という蔵の中にしまっておく
・興味のある対象をまず「模倣」して楽しむ
・記憶した対象物にキーワードやアイコンを与えながら、頭の中に詰め込む
・復習をアウトプット(人に話す、書いて伝える等)との関連でとらえる
・オンリーワンをみつけるため、まず背伸びしてみる
・あきらめることも大切にし、そこから新たな可能性を生み出す
・人によく思われることを忘れることで、自分のやりたいことに純粋に向かう

「人生丸儲け」の感覚になるコツ

不本意な状況を与えられてしまった時、人は自分が世界の底にいるような気分を味わう。端からみれば何でもなくても、当人にとっては地獄なのである。
そんな地獄に堕ちたと感じたら、投げやりになるのではなく、地獄に自ら飛び込んでいくぐらいの気持ちになった方が良い。地獄に堕ちても、自分の興味にひっかかる「何か」は発見できる。

「何をやっても勉強になるんだ」という発見と自信から、その後は苦手なものでも自分の関心につなげることができるようになる。そうしているうちに、人生丸儲けの状態になってくるのを感じる。苦労するのは生きている証拠なのだから。