ジバンシー、イブサンローラン、シスレー、タグホイヤー、ウブロなどの外資系ブランドを再生させた著者が、そのマーケティング手法を紹介している。

ブランド再生を依頼される時は、商品もスタッフも、広告予算も少ない。制限だらけの条件の中で、いかに知恵を絞り、解決策を見出すか。

常識にとらわれず、ブランドを売り込む思考法を学ぶことができます。

■ブランドを再生するための思考法
・常にゼロベースで考える
・過去の成功は執着せず忘れる
・商品に過度な愛着を持たない
・定説は信じない
・ブランドに勢いをつけるため、売れているように見せる
・リソースが乏しい時は、1点集中し、商品をブレイクさせる
・大きいマーケットに照準をおく

・現場には答えを求めず、俯瞰して本質から考える
・初速で話題をつくる
・引き際を数字で判断する
・消費者が衝動買いするような、新しい視点を加える
・トレンドよりも、消費動向をよむ

・まったく別のものを組み合わせることで、ユニークな視点を生む
・経験と情報量で直感力を鍛える
・0.1秒で反応する訓点で直感力を鍛える
・仮説は大胆に考える
・検証の時間をたっぷりとる

著者 高倉 豊

1948年生まれ。元ウブロ・ジャパン代表取締役 1970年に博報堂に入社。入社5年後から、中東&欧州に計11年間に滞在。39歳で博報堂を退社。1988年より、外資系高級化粧品メーカーのジバンシー、イブサンローラン、シスレーや、外資系高級時計メーカーのタグホイヤー、ウブロなど計5社の外資トップとして、次々と会社を再建させ、「外資系ブランド再生請負人」として業界で有名になる。 2011年ウブロ社長を辞任。現在、ブランド再生請負人としてコンサルタントやセミナー講師として活躍中。