同じ製品を大量につくって大量に消費させるという20世紀のモデルは、もはや通用しなくなりつつある。先進国になった日本のものづくりは、高く買ってもらえる製品、他ではつくれない製品を目指す必要がある。
新しい産業を目指す上でキーワードとなるのが「デジタルものづくり」。その代表的な技術が「インクジェット」である。
これまで大量生産をするためには「型」が必要とされてきた。しかし近年、低コスト、高速で、型を使わずすべて「一点物」として作るインクジェット技術が急速に普及し始めている。
大量生産から究極の個別生産へ。インクジェット技術の普及は、各産業の「個別化」「低コスト化」「モノのデータ化」が大きく促進させる。
著者 山口 修一
1957年生まれ。インクジェットコンサルタント 大学卒業後、エプソン(現セイコーエプソン)でインクジェットプリンターの開発や製品化に携わる。1997年マイクロジェット設立。企業や大学のインクジェット技術研究を支援する傍ら、その普及のための講演活動も行う。
著者 山路 達也1970年生まれ。ライター/エディタ 環境、IT分野で活動中。
帯 経営コンサルタント 神田 昌典 |
404 Blog Not Found 小飼 弾 |
週刊 東洋経済 2012年 6/16号 [雑誌] |
日本経済新聞 福井県立大学特任教授 中沢 孝夫 |
日本経済新聞 専修大学教授 西岡 幸一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに 傾きつつある日本のものづくり産業 | p.3 | 2分 | |
序章 20世紀型ものづくりの終焉 | p.15 | 8分 | |
第1章 インクジェットとは何か? | p.29 | 22分 | |
第2章 ケーキに印刷、家にも印刷 | p.69 | 20分 | |
第3章 2次元から3次元の印刷へ | p.105 | 33分 | |
第4章 モノから医療へ | p.165 | 13分 | |
終章 インクジェットで未来はどう変わるのか? | p.189 | 11分 | |
おわりに インクジェットものづくり革命 | p.208 | 3分 |
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