ボストン コンサルティング グループとマッキンゼー出身のコンサルタントが、ビジネスにおける問題解決のためのフレームワークを紹介している。
よくある「問題解決の手法」には効果が期待できないことが多いとし、問題解決にあたってのアプローチの重要性を説いている。シンプルな考え方であり、より実践的な内容になっており、仕事をする上で役に立つ考え方が身に付きます。
■効果的な問題解決の3つの原則
以下の3つの原則こそが、ビジネスにおける問題解決の最上の手段である。
①逆から考える
問題解決とは、問題について考えることではなく、目標と解決策について考えることである。
②「合理的な疑い」を超える
意識改革は論理、事実、仮説を磨き上げるところから生まれる。
③意思決定そのものには意味はなく、施策実行がすべて
意思決定だけでは人は動かない。行動を促す施策のみが人を動かすことができる。
効果的な問題解決の3つの原則は、以下の通りである。
①逆から考える
②「合理的な疑い」を超える
③意思決定そのものには意味はなく、施策実行がすべて
Schibsted Classified Media社のゼネラルマネージャー 大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにジュニアアナリストとして入社。7年間の勤務では、プロジェクトマネジャーとしてハイテクやメディア産業に従事する。 世界最大級のネット通販eBayのオランダでCFOとしても活躍。2008年以降、さまざまな分野のシニアコンサルタントとして、主にヨーロッパ南部に向けて活動中。
著者 ロブ・ヴァン・ハーストレッチトコンサルタント BCG(ボストン コンサルティング グループ)のアムステルダムとオークランドで8年間勤務した後、独立。 ビジネス戦略と変革マネジメントを中心に、さまざまな業界のクライアントに向けて活動する。オランダのエラスムス大学で准教授としてマーケティングを4年間教える。
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 06月号 [雑誌] |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.4 | 5分 | |
Chapter1 目標を設定する―問題を目標に変える | p.19 | 19分 | |
Chapter2 分析のためのフレームワークを構築する―問題を逆から考える | p.53 | 19分 | |
Chapter3 分析を実行する―「合理的な疑い」を超える | p.87 | 26分 | |
Chapter4 解決策を策定する―決断だけでは意味がない。施策実行に意味がある | p.133 | 24分 | |
Chapter5 利害関係者と連携する―「ボートをどう揺らすか」 | p.175 | 18分 | |
おわりに | p.207 | 4分 |