月間160万PVを誇るブログ『No Second Life』運営者が39歳で脱サラし、ノマドワーカーとして独立するまでのストーリーが紹介されている。

どのように人気のブロガーになったか、どのようにブログを書けば良いかなどの情報が満載。ノマドワーカーのリアルな実態がわかる1冊。


■ブログ『No Second Life』の誕生
大学を出てから1年翻訳の専門学校に通い、その後サラリーマンとして翻訳会社に就職した。仕事では順調に出世をして、33歳で役員のすぐ下で全社員を統括するシニアマネジャーの立場になった。

しかし、子供の頃から文章を書くことが好きで、どんなに仕事で活躍しても「自分の文章を書きたい」という想いは衰えなかった。常に「これは僕が本当にやりたいことではない」という想いがあり、どんどん仕事が辛くなっていった。

さらにバブル崩壊により、実家は借金を抱えることになり、それがのしかかることになった。不本意な仕事を辞めて自分の腕で食べていきたい。借金を返済して家族と安らかに生活したい。本気で考えて至った結論が「ブログ」だった。

ブログ『No Second Life』は2008年12月8日に生まれた。その時点で39歳。ブログをスタートする時には大きな決意を持っていた。「人生を劇的に変化させるツールとしてブログを使う」ということ。

■個人情報発信のススメ

これからブログをはじめたいという人が最初にやるべきことは以下の通りである。

①ブログのミッションを決める
ブログを通じてあなたがどうなりたいかを決めること。どんなことを発信したいのか。どんな人達に記事を読んでもらいたいのか。情報発信の結果、自分はどう変化したいのか。

②ブログの優先順位を決める
生活時間の中にブログを書く時間を新たに作る必要がある。一日にブログに割く時間を決めるのが良い。

③やめることを決める
「時間が足りない」とならないように、ブログを書く代わりにやめることをハッキリと決めること。


スタート直後はとにかく更新頻度を高くすること。更新頻度が高いと情報を摂取するためのアンテナが発達してくるので、どんどんネタが飛び込んでくるようになる。

多くの読者にアクセスしてもらうためには、軸を「自分」ではなく「情報」に置くことが鉄則である。自分のことを全く知らない人が読みにきた時のことを想像して書くこと。
その上で、著者としての「ここが気に入った」「ここが好き」というこだわりなどがあると良い。

著者 立花 岳志

1969年生まれ。月間160万PVを誇るブログ『No Second Life』主宰 17年間のサラリーマン生活に終止符を打ち41歳で独立しノマドワーカーとなる。 ブログと並行して自己プロデュースのセミナーを運営するほか、講演・執筆を中心に 活動中。