小規模の「強み」を生かしたマーケティングについて紹介。顧客の求める価値が異なってきた時代、これからのキーワードは、「個性」「独自性」「専門性」「こだわり」であると説き、それに対応するための方法が書かれている。
内容がシンプルにまとまっており、特に個人店などを経営するにあたっては、参考になる1冊。
小さな企業の強みは「個性」である。企業間競争が激化する今日、「選ばれる企業」になるためには、自らの「強み」を的確に把握し、それを徹底的に伸ばしていく必要がある。
小規模を強みに変えるには、以下のことを行う必要がある。
①個性やこだわり、専門性を持つ
②継続的に顧客と接触し、今いる顧客の満足度を高める
③顧客とのコミュニケーションを重視し、有用な情報を提供していく
著者 岩崎 邦彦
1964年生まれ。静岡県立大学経営情報学部教授・地域経営研究センター長 国民金融公庫、東京都庁を経て、1999年から長崎大学に転じ、経済学部にて講師や助教授を務めた。その後、静岡県立大学に移り、経営情報学部経営情報学科にて助教授、准教授を務め、地域経営研究センターでは副センター長に就任。 現在は、静岡県立大学の経営情報学部にて教授を務めており、大学院経営情報イノベーション研究科の教授も兼任している。
TOPPOINT |
日本経済新聞 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1章 マーケティング的発想とは何か | p.15 | 12分 | |
第2章 小さいことは、いいことだ | p.37 | 15分 | |
第3章 「小さな店にひかれる人々」を狙え | p.65 | 9分 | |
第4章 「ほんもの力(A)」を高める | p.83 | 36分 | |
第5章 「きずな力(B)」を高める | p.151 | 15分 | |
第6章 「コミュニケーション力(C)」を高める | p.179 | 25分 | |
第7章 小規模を「チカラ」に変えるために | p.227 | 7分 |