迷った時にすぐに使える、シンプルな思考法を紹介しています。著者は、高IQ国際組織「MENSA」の日本支部会長でもある。

物事を決断する時は、まず「目的」を明確にすることが大切であるというのが、本書の一貫したメッセージである。それだけを憶えておけば、これからは迷わない。

物事を考え、何らかの決断を行う時、最も大事なのは目的を明確にすることである。目的を持つということは、自分の中に「ものさし」を持つことと同じである。目的というものさしがあれば、どのような事態が起きても、それに照らし合わせて出来事の重要性や深刻度を理解することができる。

目的を明確にするには、いま考える目的を書き出し、その目的の中から何か一つ捨てるとしたらと消去法で考える。最後に残るものが本当の目的である。

人生の最後の瞬間、何を手にしていたら、いい人生だったと思えるか。そこで手にしていたいと思うたった一つのものが、あなたの目的である。

著者 新妻比佐志

1960年生まれ。経営コンサルタント ソヨルエルデム大学(モンゴル)名誉教授 国際青年会議所公認プログラム「ビジュアル・フューチャー」開発者、 高IQ 国際組織「MENSA」の日本支部会長など肩書きは数えきれない。 日本はもちろん海外でも20 カ国以上でのセミナー経験を持つ。 公認会計士事務所にて10 年間経営を学び1987 年に独立。 本書で紹介している思考法「ビジュアル・フューチャー」を駆使して、 30 社以上の新規会社設立に携わる。