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2012/06/03更新

就活に「日経」はいらない

  • 成毛眞
  • 発刊:2011年12月
  • 総ページ数:219P

172分

4P

  • 古典的
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就活八カ条

メーカーや商社などの営業系総合職希望者を対象とした就活の方法論は次の通り。但し、逆説的だが、マニュアルに従わないことが、一番大切なマニュアルである。これを参考に自分なりのマニュアルを作るのがベストである。

①日経新聞を読む必要はない
記事を完全に理解していれば別だが、面接で日経を引き合いに出し、付け焼き刃的な知識をひけらかすのはやめた方が良い。それはビジネスマンの前では子供騙しである。

全くインターンシップやバイトなどもした事がなく、社会を知らないことに不安があれば、テレビ東京系の「ワールドビジネスサテライト」を数ヶ月視ることがオススメ。

②サークルのリーダーをアピールしてはいけない
面接官も昔は学生であり、多くのサークルがいかにチャラチャラした場なのかよく知っている。アピールするなら体育会系の部活だろう。

③面接で、誰がエライのかを一発で見抜くこと
面接のどの段階でも、必ずその面接官の中で一番エライ人を見抜き、その人に向かってアピールしなくては意味がない。決定権者は一番年長者である可能性が高い。また、意地悪い質問をしないのも一番エライ人である。

④面接では徹底的に営業すること
誰でも褒められると嬉しい。面接では会社を褒める。社内に入った瞬間に印象に残ったことを伝える。玄関がきれい、窓からの眺めが良い、廊下ですれ違った社員に挨拶してもらったなど。管理職は自分の会社の社員を褒められると嬉しいものである。

⑤目立つこと
就活本を読み、書かれている通りにしてもその他大勢になってしまい、印象に残らない。

⑥面接中に失敗したと思ったらリセットすること
失敗しても「はい!最初からやります!」「もう一度やらせて下さい!」が有効である。大事なのは諦めないこと。むしろ失敗しても諦めない人間だということをアピールできる絶好のチャンスである。

⑦どの企業を受けるかは身近なビジネスマンに聞く
良く知っている信頼できる人に話を聞いた方が良い。

⑧大人にならない
背伸びしすぎて、無理に自分を大きく見せない。難解な言葉は使わないこと。

就活のポイント

・就活本の逆をやる。
・身近にいる魅力的な社会人のしぐさ、表情を観察し、模倣する。
・エントリーシートや履歴書は、面接時のネタを仕込むために使う。
・説明会は行かなくていい。本当に企業を知りたいなら「リアルな接点(お客として下見するなど)」を持つこと。
・面接官との距離を縮めるには、笑いをとるのが手っ取り早い。
・募集が20人で採用枠がいっぱいでも「コイツだったら、一人増やして21人にするか」と面接官に思わせる人材になること。高いレベルですべての面で平均点以上を取るのはムダな労力を使うだけ。何かの面でプラスアルファがあると良い。