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2012/05/13更新

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

108分

3P

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  • トレンドの
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  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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全力で走れ!

日本経済新聞「私の履歴書」として連載された建築家安藤忠雄の半世紀。

大学に進学できず、独学で建築を学び、今の地位を築いた安藤忠雄の哲学が書かれています。学歴も社会的基盤もなければ、仕事は自分で作らねばならない。何事も、とにかく全力で取り組むことの大切さを教えてくれます。

安藤忠雄の代表作品などの写真も満載。世界的建築家を知る上で最適な1冊。

超短要約

私の仕事をみて、「好きなことをやってお金をもらえるからいいですね」などと言う人がいる。他人のカネで自分のつくりたいものをつくる、羨ましい仕事に見えるらしい。しかし、実際は、常に「現実」と渡り合う、一に調整、二にも三にも調整という地味で過酷な仕事である。

どんなに挑戦したいアイデアがあっても、予算の範囲を超えてしまえば依頼主は納得しない。予算を聞くと要望の半分でも実現が難しいケースがほとんどである。しかし、打合せを重ねるほどに要望は増えてくる。
様々な問題をクリアして計画が固まりだしたら、今度は施工会社と工事費をめぐってぎりぎりまで折衝が続く。そして、建物が完成したら、待っているのは依頼主からのクレームである。出来上がって初めて知る夢と現実との相違に、思わず不平を漏らす依頼主もいる。

建築家の仕事は、日々苦難の連続である。それでも人の命を安全に守り、安心して過ごせるようにする意義があり、やりがいがある仕事といえる。

著者 安藤 忠雄

1941年生まれ。建築家 東京大学名誉教授。21世紀臨調特別顧問、東日本大震災復興構想会議議長代理、大阪府・大阪市特別顧問。 独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。1979年「住吉の長屋」で日本建築学会賞。代表作に「光の教会」「大阪府立近つ飛鳥博物館」「淡路夢舞台」「FABRICA(ベネトンアートスクール)」「フォートワース現代美術館」「東急東横線渋谷駅」など。 イエール大学、コロンビア大学、ハーバード大学の客員教授を務め、1997年東京大学教授、2003年から名誉教授。 1993年日本芸術院賞、1995年プリツカー賞、2005年国際建築家連合(UIA)ゴールドメダルなど受賞多数。2010年文化勲章受章。

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ロコンド代表取締役 田中 裕輔

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.2 2分
独学でつかんだ天職 p.16 1分
厳しくも優しい祖母 p.20 1分
初めての大病でおろおろ p.24 1分
「数学は美しい」と熱血指導 p.28 2分
弟を追ってプロデビュー p.33 1分
家計と学力の問題で断念 p.36 2分
丹下作品に感動しきり p.43 2分
若手が集まり互いに刺激 p.48 1分
仕事上も妻と支え合い p.52 1分
専門書片手に昼ごはん p.56 1分
7ヶ月ひとりでヨーロッパへ p.60 2分
強い思い放っておかぬ街 p.65 2分
文化の先鋭たちが躍動 p.72 3分
仕事道具は自分持ち p.80 2分
買い取られた家を増築 p.85 1分
外部は窓なし、中庭から光 p.89 2分
予算の壁を絆で超える p.96 2分
開発を見直す機運育む p.102 2分
美を死の直前まで追求 p.107 1分
展覧会MOMA/ポンピドー p.111 2分
自由で豪胆な経営者 p.118 2分
感性を磨く芸術の島に p.125 2分
代表作品 p.131 15分
復興へ心をひとつに p.174 1分
授業がまさに国際交流 p.178 2分
頑張り屋の学生ばかり p.184 1分
しつこく挑戦、次の糧に p.188 2分
こどもの可能性引き出す空間 p.193 3分
アートのための空間 p.202 3分
チームの力 p.212 2分
美しい風景復活へ植樹 p.218 1分
「心の風景」残した建物に p.222 2分
ゴミの山を緑の森に p.227 3分
市民の手で元気な街に p.235 2分
今こそ日本が一丸に p.240 1分
人間性育む教育に未来 p.244 2分
追伸 桃・柿育英会の取り組みを通して p.249 1分

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