20代の時に事業で大失敗し、1億円の借金を負った著者。一時は、自殺まで考えたところから、逆境を乗り越えることができた「小さなコツ」とは何かを紹介している。
これまで様々な人からアドバイスを受け、その中から本当に役に立ったものをまとめたもの。人生の悩みをどのように克服すれば良いか。
たくさんあるコツの中から、役に立つものが見つかるはずです。
■自分を変える6つのステップ
道に迷わず自分を成長させるために大切なことは、「学ぶ順番を間違えないこと」である。無理していきなり夢や目標を立てたり、自分を知ろうとしたり、行動力をつけようとしても、順番が間違っていれば、迷い、悩み続ける。自分を変えるためには、次の6つのステップを踏む。
①希望を見つける
②現実を知る
③自分を知る
④理想を知る
⑤行動する
⑥見直す
自分を変えるコツ
・自分にとって最高の幸せとは何かを問い直し、挫折から立ち直る
・弱った時は、笑う振りをする
・人はいつか死ぬと心得る
・そもそも人は不自由だと思い、思い通りにならないことを納得する
・良い行動をとり、良い縁を選ぶ
・あるがままの自分を受け入れる
・自分で決めたことを守ることで、将来の不安を克服する
・平常心を高める
・理想の自分をもたない
・負の感情は認めることで、鎮める
・うまくいかない事を他人や環境のせいにしない
・失敗した後にどう動くかが大切であると心得る
・あれこれ考え過ぎて、動けなくならない
・一瞬一瞬100%の力を出し切れているかを問う
・信頼できる相手と付き合う
著者 野澤卓央
1977年生まれ。株式会社ラボ 代表取締役 小さなコツの専門家。大学在学中は「自分探しの旅」と称し海外放浪を続ける。帰国後、青果市場を経て美容室運営の会社に勤務し、企業内起業で美容商材を扱う事業部を立ち上げる。車で寝泊まりしながらの全国営業行脚が実を結び、部署は年商1億円にまで成長。2006年に独立し株式会社ラボを設立。 同じ頃、ベストセラー作家のひすいこたろう氏に出会う。氏の一言がきっかけで、社会に出たころからノートに書きためていた自らの失敗体験と尊敬する人々からの教えをメールマガジンとして配信しはじめる。のちに事業に失敗し多額の借金を背負い、自殺を考えた時期もあったが、現在まで配信を1800日以上、毎日休まず続けている。貴重な実体験とやさしい文体が口コミで評判を呼び、「前向きになれる」「生きるためのヒントをくれる」と多数の声が届く。 現在、株式会社ラボは全国の3000以上の会社と取引するまでに成長。著者自身も多数の企業や学校で精力的な講演活動を行なう。2011年には小さなコツを教えるスクール「小さなコツ塾」を開校、全国から生徒が集まっている。
帯 コピーライター ひすい こうたろう |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.7 | 2分 | |
1章 僕が「成長の小さなコツ」に出会うまで | p.19 | 14分 | |
2章 自分を変える6つのステップ | p.51 | 5分 | |
3章 【希望を見つける】――暗闇の中で光を見出すコツ | p.63 | 5分 | |
4章 【現実を知る】――自分の人生が宝物のように輝きだすコツ | p.75 | 10分 | |
5章 【自分を知る】――まるごと「愛せる自分」を作るコツ | p.97 | 15分 | |
6章 【理想(目標)を知る】――生まれてきた意味を知るコツ | p.131 | 10分 | |
7章 【行動する】――現実を上手に変える行動のコツ | p.153 | 12分 | |
8章 【見直す】――良い方向に変わり続けるためのコツ | p.181 | 9分 | |
おわりに | p.201 | 2分 |