この先、年金支給が70歳からとなる可能性がある。そのためにも、今から好きなことで70歳まで働けるように準備しておく必要がある。
定年後も働く60歳以上の方々の実態を調査し、その事例などを紹介している。世の中の人たちは、どのようにして定年後働いているのか。これからのキャリアを考える上で参考になります。
本書では45歳を定年後のキャリアを考える一つの区切りとしていますが、20、30代の人にも共通する内容が多く含まれています。
サラリーマンは、45歳を越すと組織のピラミッド維持の点から多くの人は居場所が少なくなる。役職の上限に到達した人も多くなる。
しかし、45歳こそ、60歳以降働くための分岐点である。残された時間を有効に使って、定年後会社を離れても70歳まで働く専門スキルと事業プランを作りはじめる時期である。50代サラリーマンは定年を待つだけの存在でなく、次の雇用や自営のための必須のプロセスになる。
そのためには以下のことをやっておくべきである。
・差別化したスキルの向上
・社外や自分を助けてくれる人脈の形成
これらは長期的にしか達成できず、定年が近付いてからでは、身につけられない。
著者 西山 昭彦
1953年生まれ。東京ガス(株)西山経営研究所長 東京女学館大学国際教養学部教授 東京ガス入社。ロンドン大学大学院政治経済学科に留学。ハーバード大学政治学大学院に留学し修士課程修了。法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了。 東京ガス都市生活研究所長、法政大学大学院客員教授を経て、2004年より現職。2007年より一橋大学授業コーディネーター、2010年より横浜市経営諮問委員会座長
日本経済新聞 福井県立大学特任教授 中沢 孝夫 |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2012年 05月号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 2分 | |
第1章 70歳まで働くと、こんなにいいことがある! | p.19 | 12分 | |
第2章 現状編 70歳まで働くうえでの「理想と現実」 | p.43 | 22分 | |
第3章 解説編 「70歳まで働ける人」の法則 | p.85 | 18分 | |
第4章 実例編 70歳までいきいき働ける先達に学ぶ | p.121 | 60分 | |
第5章 対策編1 70歳まで働くために、45歳からやっておくべきこと | p.237 | 16分 | |
第6章 対策編2 70歳まで働くための実践的ノウハウ | p.269 | 23分 |