不況の中でもコンビニだけが強い。その理由を徹底取材により、紹介している本です。セブン・イレブン、ローソン、ファミリーマートそれぞれの取り組みを分析しており、各社の戦略の違いなどもまとめられています。
セブン・イレブンは、PB商品開発などで、シニア・主婦層の取り込み。ファミリーマートは、海外展開。ローソンは、新業態開発。これまで、コンビニというとどこでも同じというイメージがあったものが、近年はそれぞれの独自路線を歩んでいる実態がわかります。
コンビニが強い理由は「社会や消費者ニーズの変化」に対応しながら進化を遂げてきたからである。
それぞれの時代に合った「利便性」を社会にプレゼンテーションし続けて自身の存在価値を訴え、売上を伸ばしてきた。つまり、「業績がいい=生活者のニーズの変化をとらえている」ということである。
著者 吉岡秀子
フリーランスライター 毎日新聞社系列の印刷・制作会社のクリエイティブライターとして勤務後、フリーライターに。2003年からAERAに大手コンビニの商品開発に焦点をあてた記事を多数執筆。 流通業界の現場ルポには定評があり、コンビニ業界の現場取材をライフワークに現在に至る。自他共に認めるコンビニウォッチャー。
日本経済新聞 福井県立大学特任教授 中沢 孝夫 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
週刊 東洋経済 2012年 4/7号 [雑誌] |
日本経済新聞 法政大学教授 小川 孔輔 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序章 震災からわかったコンビニの本当の実力 | p.7 | 8分 | |
第1章 近づいてくる店舗 セブン‐イレブン | p.21 | 34分 | |
第2章 ナンバースリーは「外」で勝負する ファミリーマート | p.81 | 38分 | |
第3章 脱コンビニ ローソン | p.147 | 34分 | |
第4章 コンビニが強い5つの理由 | p.207 | 14分 | |
特別インタビュー コンビニが伸び続ける理由(セブン‐イレブン・ジャパン・鈴木敏文会長) | p.231 | 11分 |